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Zoltan VardaiライターYohan Yu監修編集者

カルシ、米規制下で「期限なし原油先物」申請へ WTIを24時間取引、CFTC判断に注目

最新ニュース公開日2026年9月4日

予測市場大手カルシが、WTI原油に連動する無期限先物の規制承認を求める見通しだ。承認されれば、米国の規制下プラットフォームで取引される初の原油連動型パーペチュアル先物となる。

予測市場を運営するカルシが、米国産標準油種であるウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油に連動する「期限なし」のパーペチュアル先物契約について、規制当局の承認を求める見通しだ。

事情に詳しい関係者がブルームバーグに語ったところによれば、カルシは早ければ来週にも、米商品先物取引委員会(CFTC)にこの契約を届け出る可能性がある。ロイターの報道によると、取引は週5日、1日24時間行われるという。

承認されれば、米国の規制下にある取引プラットフォームで扱われる初の原油連動型パーペチュアル先物商品となる。

コインテレグラフはカルシにコメントを求めている。

パーペチュアル先物は、一般に「パープス」とも呼ばれるデリバティブ商品だ。通常の先物と異なり満期日がなく、トレーダーはポジションを新たな契約に乗り換えることなく、理論上は無期限に保有し続けることができる。

CFTCは6月、標準的な先物契約について24時間365日取引を認めることや、原油を含む物理的に引き渡し可能、または保管可能なエネルギー商品に連動するパーペチュアル契約を認めることについて、一般から意見を募集していた。

一方で7月には、CFTCはCMEグループが自己認証により上場を予定していた契約について、一時停止を命じた。この契約は原油先物の24時間365日取引を導入するものだったが、CFTCは連邦商品法に適合しているかを精査するとしていた。

パーペチュアル先物をめぐる議論は、原油にとどまらない。8月24日には、オンド・ファイナンスが米証券取引委員会(SEC)とCFTCに対して3通の意見書を提出し、個別株に連動するパーペチュアル先物を米国内に呼び戻すよう規制当局に求めた。オンドは、こうした商品は新たな規則を作らなくても、既存の証券先物の枠組みの中で運用できると主張している。

カルシによる原油デリバティブへの進出は、同社の予測市場ビジネスが別の法的火種を抱える中で浮上した。争点は、CFTCの規制を受ける取引所で売買されるイベント契約について、連邦商品法が州のギャンブル規制に優先するのかどうかだ。

火曜日には、ミシガン州裁判所がカルシに対し、同州内でスポーツ関連のイベント契約を提供することを禁じる仮差し止め命令を出した。カルシには、ミシガン州居住者をブロックするジオフェンシングの維持も命じられている。

さらに水曜日には、ニュージャージー州が米連邦最高裁に対し、カルシをめぐるスポーツ賭博規制の管轄権争いについて判断するよう求めた。ニュージャージー州とネバダ州の事案で、連邦控訴裁の判断が割れているためだ。

カルシが狙うのは、暗号資産市場ではすでに定番となった「パーペチュアル先物」の仕組みを、原油という伝統的なコモディティ市場に持ち込むことだ。だが、その実現にはCFTCの判断だけでなく、24時間取引、商品先物規制、そして州ごとのギャンブル規制との衝突という、複数の難題が横たわっている。

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