
スタンダードチャータード、UAEでビットコインとイーサの現物取引開始 世界的大手銀行で初
英スタンダードチャータードは、UAEの機関投資家向けにビットコインとイーサの現物取引サービスを開始した。ドバイ国際金融センターで規制を受ける現地法人を通じて提供する。

ロンドンに本拠を置く多国籍銀行スタンダードチャータードが、アラブ首長国連邦(UAE)で機関投資家向けにビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)の現物取引サービスを開始した。サービスは、ドバイ国際金融センター(DIFC)の規制を受ける同社法人を通じて提供される。
同行が木曜日に発表し、コインテレグラフに共有した内容によれば、スタンダードチャータードは、同地域で機関投資家向けのデジタル資産取引を提供する初のグローバル銀行となる。また、同様のサービスを展開する初の「グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)」にもなるという。
対象となる機関投資家は、スタンダードチャータードの既存プラットフォームに統合された電子取引チャネルを通じて、ビットコインとイーサの現物取引にアクセスできる。
今回の動きは、同行がUAEで進めてきた規制下の暗号資産サービスをさらに拡大するものだ。スタンダードチャータードは2024年9月、UAEでデジタル資産のカストディサービスをすでに開始していた。
6月には、スタンダードチャータードが暗号資産取引所コインミーナと銀行業務に関する契約を締結。これにより、コインミーナは法定通貨の入出金、顧客資金口座、仮想口座ベースの取引管理に同行の銀行サービスを利用できるようになった。
UAEでは、ほかの暗号資産企業や取引プラットフォームも、デジタル資産サービスの提供に向けて規制当局の承認取得を進めている。
8月には、取引プラットフォームのキャピタル・ドットコムが、UAEの顧客向けに暗号資産の現物サービスを提供する計画を明らかにした。同社は同国の資本市場庁(CMA)から仮想資産ライセンスを取得している。
また7月上旬には、ネオバンクのレボリュートが、ドバイの仮想資産規制機関(VARA)から、同地域で暗号資産関連サービスを提供するための原則承認を受けていた。

