
トランプ・ジュニア関連ファンド、ポリマーケットに約480億円投資へ 評価額3.36兆円に
ドナルド・トランプ・ジュニア氏がパートナーを務める投資会社1789キャピタルが、予測市場ポリマーケットに約3億ドルを追加投資する見通しだ。今回の資金調達でポリマーケットの評価額は210億ドルに達するという。

ドナルド・トランプ・ジュニア氏がパートナーを務める投資会社「1789キャピタル」が、ブロックチェーン基盤の予測市場ポリマーケットに約3億ドル(約480億円)を投資する見通しであることが明らかになった。
事情に詳しい関係者がウォール・ストリート・ジャーナルに明らかにしたところによれば、1789キャピタルは総額10億ドル(約1600億円)の資金調達ラウンドの一環として、約3億ドルを出資する。
このラウンドでポリマーケットの企業評価額は210億ドル(約3兆3600億円)に達する見通しだ。
今回の投資が完了すれば、1789キャピタルによるポリマーケットへの累計投資額は約5億ドル(約800億円)に膨らむ。同社はポリマーケットを支える最大級の投資家の1社となる。
コインテレグラフは1789キャピタルとポリマーケットにコメントを求めている。
もっとも、現時点で開示されているポリマーケット最大の投資家は、インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)だ。
ICEは7月30日に提出した四半期報告書「10-Q」で、ポリマーケットの優先株に合計16億ドル(約2560億円)を投資したと説明している。
6月30日時点で、この持分の帳簿価額は約20億ドル(約3200億円)。発行済み株式のおよそ22%を占め、完全希薄化ベースでは約14%に相当する。
ポリマーケットは今年4月、4億ドル(約640億円)の新規資金調達に向けた協議を開始したと報じられていた。
当時想定されていた企業評価額は最大150億ドル(約2兆4000億円)。主要ライバルであるカルシの評価額220億ドル(約3兆5200億円)を下回る水準だった。
そこからわずか数カ月。今回報じられた210億ドルという評価額が実現すれば、ポリマーケットはカルシとの差を一気に縮めることになる。
一方、急成長する予測市場には、規制当局の視線も日に日に厳しくなっている。
8月14日には、JPモルガン・チェースが規制上の懸念を理由にポリマーケットとの銀行取引関係を終了したと報じられた。
ただしJPモルガンは、ポリマーケットが将来的に株式公開(IPO)へ踏み切る場合、引受業務に関与することには引き続き関心を示しているという。
米国内では、十数州がスポーツイベントを対象とした契約を巡り、ポリマーケットやカルシ、あるいは両社に対して法的措置を取っている。
国外でも状況は同じだ。
複数の国・地域の当局がギャンブル規制などを理由に、ポリマーケットへのアクセスを遮断、または制限している。
巨大マネーが流れ込む一方、規制当局との距離は縮まるばかりだ。ポリマーケットを巡る「賭け」は、もはや予測市場の中だけの話ではなくなりつつある。

