
【リップルまた仕掛けた】自分で"ドル"を刷れる新兵器「リップル・ミント」始動! 時価総額2600億円超えステーブルコイン「RLUSD」の正体とは
暗号資産業界の暴れん坊・リップルが、機関投資家に"デジタルドル"の発行権を握らせる新プラットフォームを投入した。ボタン一つで米ドル連動コインを生み出し、償還し、管理する——。ローンチからわずか1年でトップ10に食い込んだ怪物ステーブルコイン「RLUSD」の勢いが止まらない。

ブロックチェーン系フィンテック企業のリップルが、またしても大きな一手を打った。同社は木曜、機関投資家が米ドル連動型ステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」に新たな形でアクセスし、発行(ミント)・償還・管理できる新プラットフォーム「リップル・ミント」を立ち上げたと発表したのである。
売り文句はこうだ。リップル・ミントは、ウェブ画面からでも、あるいは直接的なAPI連携を通じてでもRLUSDを扱える"統合型プラットフォーム"だという。つまり、手作業でチマチマ操作したい企業にも、システムに組み込んで全自動で回したい企業にも、どちらにも対応するというわけだ。
リップルはこう胸を張る。「リップル・ミントは、機関投資家が自らのニーズに合ったワークフローを通じて、デジタルドルへ柔軟にアクセスできるように設計されている」。決済、取引、そして企業の財務(トレジャリー)業務——ステーブルコインの用途が広がる中、手動操作と自動連携の両にらみで攻めるという構えだ。
そもそもRLUSDが産声を上げたのは2024年12月。当初は機関投資家向けを看板に掲げていたが、フタを開けてみれば個人(リテール)ユーザーの間でもジワジワと存在感を増していった。そして気づけば、この米ドル連動コインは時価総額ベースで大手の一角にまでのし上がり、なんとローンチから1年も経たずしてトップ10入りを果たしてしまったのだ。
コインゲッコーによれば、RLUSDが過去最高の時価総額を記録したのは2026年6月1日。その額、実に 18億ドル(約2950億円)超である。リップル・ミントのローンチ前後には、時価総額が 約15億4000万ドル(約2520億円) から 約16億4000万ドル(約2690億円) へと一時急伸し、その後 約15億9000万ドル(約2600億円) 付近に落ち着いた。
本稿執筆時点で、RLUSDは米ドル連動型ステーブルコインの中で時価総額9位につけている。果たしてリップルの快進撃はどこまで続くのか——業界が固唾をのんで見守っている。

