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Ezra ReguerraライターRobert Lakin監修編集者

投資信託もステーブルコインで買える時代に コインベースが欧州ファンドに決済導入

最新ニュース公開日2026年7月1日

スピコが、EU規制下の2本のUCITS国債ファンドに、コインベース・ペイメンツを組み込んだ。投資家はUSDCやEURCでファンドに資金を入れ、償還金も同じくステーブルコインで受け取れる。決済の舞台となるのは、コインベースのレイヤー2「ベース」だ。

投資会社スピコが、コインベースのステーブルコイン決済インフラを、EU規制下にある2本の短期国債ファンドに組み込んだ。これにより、対象となる投資家は、USDCおよびEURCを使ってファンドへの申し込み資金を払い込み、解約時の償還金も受け取れるようになる。

コインベースは火曜日、この連携の対象が、スピコの「EU Tビル・マネー・マーケット・ファンド」と「US Tビル・マネー・マーケット・ファンド」であると発表した。いずれも「UCITS」、すなわち譲渡可能証券の集団投資事業として組成されている。コインベース・ペイメンツが、決済、ウォレット、APIのインフラを提供し、取引はコインベースのレイヤー2ネットワーク「ベース」上で決済される。

コインベースによれば、これらの商品は、欧州で初めてステーブルコインによる直接決済を受け入れるUCITSファンドになるという。

UCITSファンドへの進出は、同市場への資金流入が4月に急回復したタイミングと重なる。業界団体EFAMAが月曜日に公表した最新データによれば、UCITSには4月、1040億ユーロ、日本円で約19兆2400億円の純流入があった。3月は410億ユーロ、約7兆5850億円の純流出だった。さらに2025年の純販売額は8280億ユーロ、約153兆1800億円に達し、2021年に記録した8130億ユーロ、約150兆4050億円を上回って過去最高を更新した更新した

トークン化ファンド、「24時間365日」の実用性へ

コインベースは今回の連携について、ステーブルコインが投資信託の決済インフラを塗り替える一例だと位置づけている。投資家がファンドに出入りする際の詰まりを取り除き、オンチェーン資本と規制下の投資ファンドをつなぐ決済基盤になる、というわけだ。

投資家は週末や祝日を含め、いつでも申し込みを出せる。さらに、ポジションが清算された後は、解約金を数分以内にステーブルコインのウォレットで受け取ることも可能になる。

ただし、ここで注意が必要だ。ステーブルコインの送金が24時間365日できるからといって、ファンド本体が申し込みや解約を絶え間なく処理するわけではない。スピコは、今回のコインベース連携はあくまで新たな支払い手段を導入するものであり、ファンドそのものの仕組みを変えるものではないとしている

コインテレグラフは、注文執行の詳細についてコインベースに問い合わせたが、記事公開までに回答は得られなかった。

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資産運用会社の間では、トークン化ファンドに24時間365日アクセスできる仕組みを探る動きが広がっている。2月にはウィズダムツリーが、自社のトークン化米国債ファンドについて、24時間365日のセカンダリー取引とUSDCによる即時決済の承認を取得した。この仕組みでは、同社のブローカーディーラーが流動性を供給する一方、ファンド本体の一次プロセスは従来通り維持された。

トークン化マネー・マーケット・ファンドは、申し込みや解約の枠を超えたインフラとしても使われ始めている。2月にはフランクリン・テンプルトンとバイナンスが、機関投資家向けのプログラムを開始した。規制下のカストディに資産を置いたまま、トークン化ファンドの持ち分を取引所外取引の担保として差し入れられる仕組みだ。

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