
ゾンダクリプト捜査で新たに1人起訴 利用者資金3.2億円流用疑惑、ポーランド検察が勾留請求
ポーランド検察は、暗号資産取引所ゾンダクリプトをめぐる捜査で、組織的犯罪グループへの参加と利用者資金の流用に関与した疑いで、新たに1人を起訴した。被害額は少なくとも約145億円にのぼるとみられている。

ポーランド検察は、暗号資産取引所ゾンダクリプトをめぐる捜査で、ロマン・Ż氏を正式に起訴した。容疑は、組織的犯罪グループへの参加と、利用者資金780万ズウォティ(約3億2300万円)の不正流用である。
ポーランド国家検察庁が月曜日に出した公式発表によれば、検察側はカトヴィツェ東地区裁判所に対し、同氏の勾留を請求した。逃亡や捜査妨害のおそれがある、というのがその理由だ。
ロマン・Ż氏は9月5日、逃亡のおそれがあるとして身柄を拘束され、その後、検察当局の取り調べを受けた。ポーランド国家検察庁によれば、同氏は容疑を否認し、供述を行ったという。
検察側は、ロマン・Ż氏が他の関係者と共謀し、取引所に預けられていた資金を不正に流用したと主張している。その手口は、コンピューター上の記録を無断で変更し、取引データの処理や送信に干渉するものだったとされる。
今回の起訴に先立ち、9月2日には別の3人が同捜査で拘束され、起訴されている。3人には、マネーロンダリング、会社資産の不正流用、組織的犯罪グループへの参加などの疑いがかけられている。ポーランドの裁判所は、3人について最長3カ月の勾留を命じた。
コインテレグラフが以前報じたように、検察当局はゾンダクリプトに関連する損失額を少なくとも3億5000万ズウォティ(約144億8000万円)と見積もっている。
この捜査は7月、ビットベイ創業者シルヴェスター・スシェック氏の2022年の失踪事件をめぐる捜査と統合された。ビットベイはその後、ゾンダクリプトへと名称を変更している。
また、ゾンダクリプトのエストニア法人であるBBトレード・エストニアは8月に破産宣告を受けており、最初の債権者集会は9月17日に予定されている。

