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Nate KostarライターSam Bourgi監修ライター

Z世代は「売らない」投資家だった バイナンス調査で判明、暗号資産取引所ユーザーのETF人気が急拡大

最新ニュース公開日2026年8月17日

バイナンス・リサーチの最新調査で、Z世代トレーダーの取引高の4分の1をETFが占めていることが判明。個別株を一度も売ったことがない口座も2割超と、慎重すぎる投資スタイルが浮き彫りになった。

暗号資産取引所大手バイナンスの調査部門「バイナンス・リサーチ」が明らかにしたところによると、Z世代のトレーダーは株式関連の取引において、上場投資信託(ETF)への配分を着実に増やしているという。8月上旬の時点で、ETFはこの世代の取引高の実に25%を占めるまでになった。

個別株離れ、じわり進行中

7月のデータを見ると、Z世代の株式純流入額のうちETFが占める割合は21.9%。6月の18.5%から上昇した格好だ。一方で個別株への配分は74.2%にとどまり、6月の77%から低下している。

今回の調査は、直接株式・トークン化株式・伝統的金融(TradFi)の無期限先物という3つの商品について、Z世代、ミレニアル世代、X世代、ベビーブーマー世代の取引を比較したもの。取引頻度や資金の流出入、レバレッジの利用状況などが分析対象となった

取引回数は全世代で最少

Z世代は3つの商品すべてで、他の現役世代よりも取引回数が少なかった。TradFi無期限先物では月平均13回の取引にとどまり、ミレニアル世代の17回、X世代の16.5回を下回る。

「売り注文」を出したことがない口座、2割超

直接株式の口座を持つZ世代のうち、22%が一度も売り注文を出していないことも判明した。この割合はX世代で19%、ベビーブーマー世代ではわずか9%。もっとも「買い専門」口座の比率が最も高かったのは、意外にもミレニアル世代で30%だった。

バイナンスによると、Z世代の「買い専門」口座で累計購入額の上位に入った銘柄は、半導体大手ブロードコム、電気自動車のテスラ、そして高配当株ETFの「シュワブ・USディビデンド・エクイティETF」だったという。

Net buyers by generation and product. Source: Binance

レバレッジには及び腰

レバレッジ型・インバース型ETFへの関心も、Z世代では総じて低調だ。TradFi無期限先物の口座のうち、これらの商品で一切取引をしていない割合は88.2%にのぼる。ミレニアル世代の84.5%、X世代の85.9%と比べても高い水準といえる。

なお、バイナンスは直接株式サービスが十分な規模に達したのは6月からであり、長期的な傾向を見極めるにはまだデータの蓄積期間が短いと注意を促している。

バイナンスの「bStocks」、一時的に「xStocks」を逆転

話題はもう一つ。バイナンスが手がけるトークン化株式サービス「bStocks」が今週、ローンチからわずか2カ月足らずで、クラーケンの「xStocks」を抜き、トークン化株式の発行残高で一時2位に浮上した。

トークンターミナルのデータによると、火曜日時点でのbStocksの保有額は6億1,060万ドル(約970億9,000万円)。これに対しxStocksは6億120万ドル(約955億9,000万円)だった。

だが順位は金曜までにまた入れ替わった。xStocksが6億1,070万ドル(約971億円)まで盛り返し、bStocksは5億7,960万ドル(約921億6,000万円)に後退。約27億ドル(約4,293億円)規模の市場全体に占めるシェアは、それぞれ22.3%、21.2%となっている。発行残高で最大手の座を守っているのはオンド・ファイナンスで、9億7,180万ドル(約1,545億2,000万円)だった。

トークン化株式市場全体も拡大が続いている。RWA.xyzの集計では、金曜時点の流通残高は24億3,000万ドル(約3,864億円)。過去30日間で約5%増加した計算だ。

Tokenized stock market cap by issuer. Source: Token Terminal

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