
ソニック崩壊危機?Sトークン97%暴落、アンドレ・クロンジェら元幹部3人が一斉退任
ソニック・ラボでは金曜日、アンドレ・クロンジェ氏、マイケル・コング氏、デイビッド・リチャードソン氏の3人が取締役会を去った。一方、新CEOにはマット・ヴィッサー氏が就任。2月に辞任したミッチェル・デメター氏の後任として、沈むSトークンの立て直しを託されることになる。

ソニック・ブロックチェーンのネイティブ・ユーティリティ資産であるSトークンが金曜日、値を下げた。きっかけは、ソニック・ラボが同社取締役会から元幹部3人の辞任を発表したことだった。
Sトークンは24時間で5%下落し、0.031ドル、約5円まで沈んだ。辞任したのは、ファントム財団の元CEOでソニック・ラボの取締役でもあったマイケル・コング氏、ソニック・ラボでエグゼクティブ・チェアマンを務めたデイビッド・リチャードソン氏、そしてかつて最高技術責任者を務めたアンドレ・クロンジェ氏である。
The S token fell to $0.031, down 5% over 24 hours. The resignations include Michael Kong, a former CEO of the Fantom Foundation and director at Sonic Labs; David Richardson, who served as executive chairman of Sonic Labs; and Andre Cronje, who previously served as its chief technology officer.

Statement from Andre Cronje about his resignation from the board. Source: Andre Cronje
クロンジェ氏は自身の取締役辞任について声明を出している。
ソニック・ラボは発表のなかで、こう述べた。
「彼らは、今日のソニックを築いた人々です。今もソニックの成功にコミットしており、責任の引き継ぎも正しい形で、完全に行っています。今後、彼らが組織の事業判断を下すことはありません」
同社はあわせて、マット・ヴィッサー氏を新CEOに、コスタ・クルクメリス氏を最高執行責任者に任命した。
ソニック・ラボはいま、経営陣とガバナンス体制の刷新を急いでいる。背景にあるのは、コミュニティの不満の高まりと、Sトークンの長期低迷だ。Sトークンは、ネットワークのアップグレードの一環として2025年1月にローンチされて以降、実に97%も下落している。
ソニック・ラボは、厳しい現実を隠そうとはしなかった。
「勝利宣言から始めるつもりはありません。トークン価格は下がっています。コミュニティのセンチメントも落ち込んでいます。われわれはその両方をはっきり認識しています。ごまかすつもりも、誰かにそうでないふりを求めるつもりもありません」
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ソニック・ラボは、EVM互換のレイヤー1ブロックチェーン「ソニック」を支える研究開発組織であり、その前身は2018年に設立されたファントム財団である。
同ブロックチェーンは処理速度を売りにしており、毎秒1万件のトランザクション処理と、1秒未満のファイナリティを実現すると主張している。ファントムからソニックへのリブランディングは、旧来のファントム・オペラ・ネットワークを置き換える大規模な構造的・技術的アップグレードでもあった。
ソニック・ラボは、今回の経営陣刷新に伴い、より透明性の高いガバナンス、プロジェクト更新に関する明確な情報発信、そして専任のリスク・コンプライアンス委員会の設置にも取り組むとしている。
暗号資産業界では、組織運営をめぐる人事の揺れが相次いでいる。今回のソニック・ラボの人事刷新は、イーサリアム財団の共同エグゼクティブ・ディレクターであるシャオウェイ・ワン氏が木曜日に退任を発表したわずか数日後のことだった。同財団では今年、すでに19人の解雇・退任が発生している。

