
米国債務危機に備え「金と少しのビットコインを買え」著名投資家レイ・ダリオ氏が警告
ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏は、債券よりも金とビットコインの保有比率を高めるよう投資家に提言した。米国の債務危機は「早ければ1年後、遅くとも5年後」に訪れる可能性があるという。

世界的な投資家が、迫り来る「米国債務危機」に警鐘を鳴らした。
ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者、レイ・ダリオ氏は、危機への備えとして金と「少しのビットコイン」に資金を振り向けるよう投資家に呼びかけた。
ダリオ氏は21日、リンクトインへの投稿で、ポートフォリオの10~15%を金で保有すれば、リスクの軽減につながるとの考えを示した。
同氏が懸念しているのは「国内の政治対立と国外の地政学的対立」だ。債券などの負債性資産よりも、金やビットコイン(BTC)の保有比率を高めるべきだと主張した。
では、危機はいつ訪れるのか。
ダリオ氏は次のように予測している。
「これはおそらく外れる予想だと思うが、現在の進路が変わらなければ、米国の債務危機は3年後、前後2年ほどの幅で起きるだろう」
つまり、早ければ1年後、遅ければ5年後ということになる。
ダリオ氏の推定純資産は150億ドル(約2兆3850億円)を超える。一方、ビットコインを全面的に信奉しているわけではない。
同氏は以前、価値の保存手段としてビットコインが金に取って代わることはできないと指摘。プライバシー上の問題や、量子コンピューターがもたらす脅威についても警告していた。
今回の発言は、2025年7月の主張とも重なる。当時ダリオ氏は、ビットコインを「いくらか保有しているが、多くはない」と明かし、金と暗号資産を合わせて最大15%保有することを勧めていた。
さらに2022年には、暗号資産市場が大幅に下落する数カ月前、ポートフォリオの1~2%をビットコインで保有するのは「合理的だ」と語っている。
債務危機への備えとして推奨する比率は、かつての1~2%から最大15%へ。ダリオ氏の警戒感は、それだけ強まっているようだ。

