
チャットGPTのオープンAIが米国上場へ AI企業のIPOラッシュが本格化
チャットGPTを生み出したオープンAIが、米国での新規株式公開(IPO)に向け、秘密裏に申請書類を提出した。今年、ウォール街デビューに向けた準備を進める大手AI企業としては、これで3社目となる。オープンAIは月曜日、Xへの投稿で、米証券取引委員会(SEC)に対し、非公開で書類を提出したと明らかにした。ただし、上場時期についてはまだ決定していないという。

チャットGPTを生み出したオープンAIが、米国での新規株式公開(IPO)に向け、秘密裏に申請書類を提出した。今年、ウォール街デビューに向けた準備を進める大手AI企業としては、これで3社目となる。
オープンAIは月曜日、Xへの投稿で、米証券取引委員会(SEC)に対し、非公開で書類を提出したと明らかにした。ただし、上場時期についてはまだ決定していないという。
「どうせ漏れると思うので、こちらから発表することにした」。同社はそう書き込んだうえで、「時期はまだ決めていない。しばらく先になるかもしれない。非公開企業でいるほうが進めやすいことが、まだいくつかあるからだ」と説明した。
AI業界では、ライバルのアンソロピックが6月1日、IPOを目指す方針を発表したばかりだ。さらに、イーロン・マスク氏率いるロケット企業スペースXも、グロックを開発するxAIを傘下に持ち、金曜日に米国市場でのデビューが見込まれている。
この1年、テック投資ブームを背景に、大型IPOが相次いできた。暗号資産業界でも、ステーブルコイン発行企業のサークル、取引プラットフォームのイートロやブリッシュなどが上場後、数十億ドル、円換算で数千億円規模の資金を集めている。
オープンAIの発表に合わせて公開されたブログ投稿で、共同創業者で最高経営責任者(CEO)のサム・アルトマン氏と、主任科学者のヤクブ・パチョッキ氏は、同社の主要目標のひとつとして「AI技術を研究し、自らを改良できるAIシステム」の構築を掲げた。

Source: Sam Altman
一方、アンソロピックは木曜日、AI開発はすでに、人間の手を借りずにAIが自らを構築し、訓練し、改善できる段階に近づいていると指摘。そのリスクが十分に把握されるまで、開発の速度を落とすべきだと主張した。
アルトマン氏とパチョッキ氏は、経済が「AIを中心に形を変え始めている」としたうえで、「高度なAIを、豊富で、手頃で、安全で、有用で、すべての個人や組織が恩恵を受けられるほど使いやすいものにするにはどうすべきか」と問いかけた。
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「望ましいAIの未来とは、ごく少数の機関が能力の大半と利益の大半を独占する世界ではありえない」
両氏はそう記した。
「それは、多くの人々、企業、コミュニティ、国家が築き、恩恵を受け、力を持つことのできる未来であるべきだ」
もっとも、AIがもたらすのは夢物語ばかりではない。企業各社は、AIによる生産性向上を理由に、人員削減を進めている。今年に入ってからすでに、テック業界では約11万7000人が職を失ったと、レイオフ追跡サイト「レイオフス・エフワイアイ」は集計している。
暗号資産企業でも、今年これまでに5000人超の人員削減が実施された。ここでも、多くの企業がAIによる効率化を理由に挙げている。2026年に暗号資産関連企業として最大規模の削減を行ったのは、ブロックだ。同社は2月、AIを軸にした事業再編の一環として、4000人を削減した。

