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Sam BourgiライターRobert Lakin監修編集者

金を売らずにお金を借りる時代へ レドンが「テザーゴールド担保融資」を開始へ

最新ニュース公開日2026年6月19日

レドンによるテザーゴールド融資の導入計画は、トークン化コモディティの存在感が高まる中で打ち出された。コモディティ分野は、430億ドル(約6兆9000億円)規模に達したRWA市場のうち、すでに17%近くを占めている。

ビットコイン融資プラットフォームのレドン(Ledn)が、サービスの対象をテザーゴールド(XAUt)へ広げる。投資家はこのトークン化された金資産を保有したまま、いずれビットコインと同じように融資の担保として使えるようになる。

レドンは木曜日、年内にも顧客がXAUtを担保に融資を受けられるようにすると発表した。つまり、現金を得るために保有するXAUtを売却する必要がなくなるというわけだ。同社の既存の融資モデルでは、顧客の担保は1対1で保管され、再担保に回されたり、外部に貸し出されたり、利回りを生む目的で運用されたりすることはない。

融資の実行と返済は、テザーのステーブルコインであるUSDTまたはUSAtで行われる。毎月決まった返済スケジュールはなく、いつでも返済できる仕組みだ。テザーは1月、米国でUSAtをローンチした。これはGENIUS法に準拠するよう設計されたステーブルコインである。

今回のサービス拡大により、融資担保として利用できるデジタル資産の幅はさらに広がる。投資家にとっては、課税対象となる売却を避けながら流動性を確保する新たな手段となる。暗号資産市場では、ビットコイン担保融資はすでに一般的なサービスになりつつある。一方で、トークン化された金の追加は、実世界資産、いわゆるRWAをデジタル資産金融サービスに取り込もうとする動きが強まっていることを映し出している。金価格が過去最高値近辺で推移する中、その流れは一段と鮮明になっている。

新サービスは、レドンが事業展開する大半の国・地域で順次提供される。ただし、現時点ではカナダと欧州連合(EU)では利用できない。

テザーゴールドの時価総額は、一時およそ28億9000万ドル(約4630億円)に達した。

The market capitalization of Tether Gold peaked at around $2.89 billion. Source: CoinMarketCap

トークン化コモディティ、RWA市場で存在感を増す

今回の発表は、トークン化市場においてコモディティの存在感が高まる中で出てきた。トークンターミナルの最近のレポートによれば、トークン化された金融資産は430億ドル(約6兆9000億円)を突破しており、そのうちコモディティは市場全体の17%近くを占めている。

商品デリバティブや先物とは異なり、金のようなトークン化資産は裏付けとなる現物資産によって支えられている。そのため、保有者は直接的な所有権を持ちながら、ブロックチェーンネットワーク上でより迅速な移転や取引を行うことができる。

コモディティは、トークン化市場においてより大きな割合を占めるようになっている。

Commodities account for a bigger share of the tokenization market.
Source: Token Terminal

テザーゴールドは、今年の金価格上昇の恩恵を受けた。金が1トロイオンスあたり5600ドル超(約89万7000円超)という過去最高値をつける中、同トークンの時価総額も拡大した。その後、金価格は1オンスあたり約4300ドル(約68万9000円)まで下落したものの、年初来ではなお上昇圏を維持している。

関連記事: スペースX株を暗号資産で買える時代に、RWAトークン化が急拡大

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