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Nate KostarライターRobert Lakin監修編集者

エセナ、USDe決済アプリ「Ethena Pay」を48カ国で開始 年利最大6%・送金・カード決済に対応

最新ニュース公開日2026年9月2日

「USDe」を手がけるエセナが、決済アプリ「Ethena Pay」を世界48カ国で展開する。USDeの保有で年率最大6%の報酬を得られるほか、カード決済や銀行送金にも対応。「暗号資産を日常のお金にする」試みがいよいよ本格化する

「USDe」を手がけるエセナ(Ethena)が、USDeを軸としたグローバル決済アプリを投入した。暗号資産ネイティブの資産だったUSDeを、日々の支払いや貯蓄、さらには国境をまたぐ送金にまで広げる狙いだ。

火曜日の発表によれば、セルフカストディ型アプリ「Ethena Pay」では、ユーザーがドル建て残高としてUSDeを保有し、年率最大6%の報酬を受け取れる。さらに決済カードを使って残高をそのまま支払いに利用できるほか、法定通貨からの入金にも対応する。

ベータ版は中南米、カリブ海諸国、アフリカ、アジアなど世界48カ国でスタートする。ただし、当初利用できるのはわずか400人。エセナは火曜日にXへ投稿したスレッドで、利用枠を毎週拡大していくとしている。

決済と送金の専用決済レイヤーには、アバランチ(Avalanche)が採用された。

ユーザーは法定通貨または暗号資産を入金でき、資金はUSDe(USDe)へ変換される。

Source: Ethena

さらにIBAN(国際銀行口座番号)を利用し、外部の銀行口座との間で現地通貨を入出金することも可能だ。バックエンドのインフラは、ムーンペイ(MoonPay)傘下のアイアン(Iron)が提供する。

ただし、サービス開始時点では米国、EU、カナダ、台湾、韓国は対象外となっている。エセナは規制当局の承認を条件として、ベータ期間中にこれらの市場にもサービスを拡大する考えだ。

エセナのUSDe、時価総額は約6570億円

エセナはイーサリアム基盤のプロトコルで、合成ドルUSDeを発行している。

USDeは従来型の銀行インフラに依存することなく、1ドル(約160円)付近の価値を維持するよう設計されている。

暗号資産を担保として利用すると同時に、デリバティブのポジションなどを使ったヘッジ戦略を組み合わせることで、ドルとのペッグ維持を図る仕組みだ。

DefiLlamaのデータによれば、USDeの時価総額は約41億ドル(約6570億円)にまで膨らみ、ステーブルコインとして世界6位の規模となっている。

USDe market cap. Source: DefiLlama

エセナは、プロトコルのガバナンストークン「ENA」も発行している。ENAの時価総額は約15億ドル(約2400億円)だ。

ENAはこの1カ月で約68%上昇するなど急騰している。ただ、それでも過去につけた高値からは依然として大きく下回る水準にある。

エセナ財団は金曜日、USDeの流通量が75億ドル(約1兆2000億円)に達した場合、エセナの主要事業から財団が受け取る純収益の95%をENAの買い戻しに充てる案を提示した。

この提案を受け、ENAは10%以上上昇。週間では27%高となった。

コインゲッコーによれば、ENAの過去24時間の取引高は約5億9500万ドル(約953億円)に達し、前日比で16%増加した。

火曜日時点では、ENAは約0.16ドル(約26円)で取引されている。

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