
Core DAOで緊急ハードフォーク バリデーターが想定以上のCORE報酬を獲得、複数取引所が入出金停止
Core DAOで一部バリデーターがプロトコルの想定を大幅に上回るCORE報酬を獲得する問題が発生した。運営側は不正な追加報酬の取得を封じ込め、緊急ハードフォークを実施する方針だ。コインベースやビッサム、コインワンなど複数の取引所もCOREの送受信や入出金を相次いで停止した。

Core DAOが緊急ハードフォークに動いている。一部のバリデーターが、ブロックチェーン側の想定を上回る量のCORE報酬を受け取っていたことが発覚したためだ。
Coreは最新の発表で、問題はすでに封じ込められ、「悪意あるバリデーター」が過剰な報酬を引き出すことはできなくなったと説明した。
今回実施するハードフォークは、過去の状態に巻き戻すものではなく、今後に向けたネットワークのアップグレードになるという。すでに承認済みのトランザクションを取り消すこともない。
異変が明らかになったのは月曜日だった。
Coreは当初の状況説明で、少数のバリデーターが、プロトコルが本来想定していた発行量を「大幅に上回る」報酬を獲得していたことを明らかにした。
一方で、問題の範囲はあくまで報酬の発行部分に限られており、ユーザー資産は安全だとしている。原因や経緯については、技術的な事後検証レポートを公開する予定だ。
騒動を受け、暗号資産取引所も相次いで対応に追われた。
コインベースはCoreネットワーク上での送受信を一時停止。
韓国のビッサムとコインワンも、セキュリティ上の懸念が確認または疑われているとして、COREの入出金を停止した。
ビットゲットもウォレットメンテナンスを理由にCOREの入出金を停止。
LBankも、プロジェクト側からの要請を理由としてCOREの入金を停止している。
ただ、肝心な部分はいまだ闇の中だ。
Coreは、実際にどれほどのCOREが余分に発行されたのかを明らかにしていない。問題がどの程度の期間続いていたのか、追加発行されたトークンが市場に流通したのかどうかについても説明していない。
さらに、バリデーターが本来受け取れないはずの報酬を獲得できた原因となる脆弱性についても、現時点では詳細を公表していない。
Coreは今後、技術的な事後検証レポートを公開するとしている。

