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Jesse Coghlan編集者Felix Ng監修編集者

「高利回り」の夢は詐欺だった セルシウス創業者に永久取引禁止

最新ニュース公開日2026年6月22日

米商品監視当局はセルシウス創業者アレックス・マシンスキー氏と和解し、暗号資産レンディング・プラットフォームを相手取った同機関初の訴訟に幕を下ろした。

米商品先物取引委員会(CFTC)は、破綻した暗号資産レンディング企業セルシウス・ネットワークの創業者、アレックス・マシンスキー氏に対する訴訟を終結させた。だが、その代償は重い。マシンスキー氏は、CFTCが監督する市場での取引を永久に禁じられることになった。

CFTCは木曜日、裁判所による同意命令により、マシンスキー氏が今後一切、CFTCに登録することも禁じられたと発表した。これにより、2023年に始まった同委員会の執行措置は幕を閉じる。

「マシンスキー氏とセルシウスは、セルシウスのデジタル資産ベースの金融プラットフォームについて、安全性、収益性、規制遵守状況を偽り、数十万人の顧客を欺くスキームに関与していた」

CFTCはそう断じた。

今回の命令により、マシンスキー氏は今後、米国の商品、先物、デリバティブを取引することができなくなる。今年に入り、CFTCと米証券取引委員会(SEC)は、主要な暗号資産の多くをコモディティとみなすとの見解を示していた。

Source: CFTC

今回の和解は、CFTCにとって初のデジタル資産レンディング・プラットフォームに対する訴訟の終結でもある。同時に、マシンスキー氏に残されていた規制当局との係争のうち、最後に近い案件が片付いたことを意味する。

マシンスキー氏は2025年5月、セルシウスの顧客に対し、暗号資産レンディング・プラットフォームの安全性について誤解を招く説明をしたとして、証券詐欺および商品詐欺の罪を認め、禁錮12年の判決を受けていた。セルシウスは2022年、暗号資産市場の大幅な下落局面で崩壊した。

CFTCによれば、セルシウスは顧客から約200億ドル、日本円で約3兆2000億円相当の資金を受け入れ、約束した利回りを支払うためにリスクの高い投資を行っていたという。

マシンスキー氏はすでに、連邦取引委員会(FTC)との和解により、暗号資産業界や金融業界で働くことも永久に禁じられている。FTCの訴えをめぐる4月の和解では、資産の「預け入れ、交換、投資、引き出し」に使われる商品やサービスに関わることが禁止された。

一方で、マシンスキー氏にはまだSECによる訴追が残っている。SECは2023年7月、同氏が未登録の証券募集を行い、セルシウスの事業内容や安全性について虚偽の説明をし、さらにセルシウスの独自トークンであるセルシウス(CEL)の価格を操作したとして提訴していた。

SECは5月下旬、連邦裁判所に対し、マシンスキー氏側と「実質的な和解協議を行っている」と説明した。ただし、その時点では合意には至っておらず、裁判所は規制当局側の要請を認め、協議継続のためにさらに60日間の猶予を与えた。

マシンスキー氏は5月26日、自身に科された禁錮12年の判決を取り消すよう申し立てた。理由として、弁護人の対応が不十分だったこと、当局の不正行為により証拠が汚染されたこと、さらにCELトークンの価格操作については、FTX共同創業者で詐欺罪に問われ有罪となったサム・バンクマン=フリード氏に責任があると主張している。

裁判所は土曜日、検察側に対し、マシンスキー氏の申し立てについて8月中旬までに回答するよう命じた。

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