
ビットマインがイーサを爆買い 570万ETH保有で「全供給量5%支配」に王手、ラッセル1000入りで株買い需要も
ビットマインは先週、約4300万ドル、約70億円相当のイーサを買い増した。ラッセル1000指数入りを果たすなか、同社が掲げる「ETH供給量の5%保有」という目標に、また一歩近づいた格好だ。

イーサを財務資産として積み上げるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが、また一段とアクセルを踏み込んだ。
同社は先週、新たに2万7000ETH超を取得。米国の大型上場企業1000社を対象とするラッセル1000指数に組み入れられたタイミングで、イーサの保有量を大きく増やした格好だ。
ビットマインは月曜日、今回の買い増し額が4300万ドル、約70億円に上ったと発表した。これにより同社のイーサ保有量は570万ETHをわずかに上回った。平均取得価格は1ETHあたり1569ドル、約25万5000円。イーサの総供給量1億2070万ETHのうち、4.7%を保有する計算になる。同社が掲げる「イーサ供給量の5%保有」という目標に、また一歩近づいた。
ビットマイン会長のトム・リー氏は、先週の市場についてこう振り返った。
「暗号資産投資家にとっては厳しい一週間だった。イーサは8%下落した。一方で、イーサリアムを巡ってはイーサラボの設立や、イングランド銀行がステーブルコインに対する姿勢を軟化させるなど、注目すべき前向きな動きもあった」
今回の買い増しにより、ビットマインは上場企業として世界最大のイーサ保有企業という立場をさらに固めた。
同時に、ラッセル1000入りの意味も小さくない。多くの投資信託、ETF、年金基金はラッセル1000をベンチマークとしている。指数に組み入れられれば、こうしたパッシブ資金がビットマイン株を買わざるを得なくなる。つまり、イーサだけでなく、ビットマイン株そのものにも機械的な買い需要が発生するというわけだ。
リー氏はこう語る。
「ラッセル1000への組み入れにより、ビットマインの株主として、数百、場合によっては数千の機関投資家が新たに加わることが見込まれる」
リー氏は5月、ビットマインがラッセル指数への採用候補となった時点で、指数に組み入れられた銘柄では時価総額の最大25%がパッシブ型インデックスファンドによって保有される可能性があるとも述べていた。
ビットマイン株、ティッカーはBMNR、は月曜日に1.7%上昇し、13.80ドル、約2245円で取引を終えた。ただし、過去1週間ではイーサの下落に連れ、同社株も9%下落している。

Shares in Bitmine rose Monday, stemming losses over the past trading week. Source: Google Finance
一方、ライバルとなる暗号資産財務企業のシャープリンクとフォワード・インダストリーズ、さらに暗号資産取引所のジェミナイ、暗号資産サービス企業のギャラクシー・デジタルも、金曜日にラッセル3000指数へ組み入れられた。同指数は米国の大型上場企業3000社を対象としている。
イーサは先週、1600ドル、約26万円を下回った。リー氏はこの値動きについて、こう説明している。
「過去3カ月で下落した資産について、投資家が保有比率を落とす“ウィンドウドレッシング”が起きるのは、驚くことではない」
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