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Martin YoungライターFelix Ng監修編集者

アーサー・ヘイズ氏、ワールドコインを売却 「AI関連銘柄」と持ち上げた直後にWLD急落

最新ニュース公開日2026年6月8日

メイルストロム共同創業者のアーサー・ヘイズ氏が、ワールドコイン(WLD)の保有分を売却したと明かした。しかも、それは自身のベンチャーキャピタルが同銘柄を「AI投資の波に乗るうえで、最も分かりやすい代理銘柄の一つ」と評した、わずか数日後のことだった。

メイルストロム共同創業者のアーサー・ヘイズ氏が、ワールドコイン(WLD)の保有分を売却したと明かした。しかも、それは自身のベンチャーキャピタルが同銘柄を「AI投資の波に乗るうえで、最も分かりやすい代理銘柄の一つ」と評した、わずか数日後のことだった。

「このチャートは、よくない方向に向かっている」

ヘイズ氏は土曜日、Xにそう投稿した。添えられていたのは、スペースXの上場前パーペチュアル先物契約のチャート。価格は急落していた。

そして、こう続けた。

「WLDは投げた。俺は降りた。じゃあ、クラブで会おう」

つい水曜日のことだった。メイルストロムのリサーチャー、ルーカス・ルパート氏は、ワールドコインを「見過ごされている」AIメガIPOへの賭けだと評し、WLDは8月までに5ドル(約801円)に達すると予測していた。

この投資家向けノートをきっかけに、WLDは短く反発した。金曜日には0.60ドル(約96円)を上回った。しかし、日曜日には0.40ドル(約64円)まで反落。80万人のXフォロワーに向けて、ヘイズ氏が「手仕舞いした」と告げたことで、相場は冷や水を浴びせられた格好だ。

ヘイズ氏は以前、X上で「ナスダックで予定されるスペースXのIPOまではWLDを持ち続ける」と発言していた。そのため今回の売却タイミングには、一部から批判の声も上がっている

ワールドコインの価格は、この1週間で激しく乱高下していた。

WLD prices have been extremely volatile over the past week. Source: CoinGecko

「聖なる三位一体」は死んだのか――それとも

WLDは、ヘイズ氏が強気発言の後に方針転換した暗号資産のリストに、新たに加わることになった。

3月、ヘイズ氏はハイパーリキッド(HYPE)について、8月までに150ドル(約2万4,030円)に達すると予測した。さらに6月1日には、年末までの米ドル建てパフォーマンスで「現在のトップ10暗号資産のどれよりも上回る」とまで述べていた

ところが、そのわずか3日後、ヘイズ氏はHYPEの全保有分を売却した。理由として挙げたのは、イラン戦争によるエネルギー価格の上昇、「在庫の積み増し」、そして目前に迫る「AIメガIPO」だった。

さらに5月6日、ヘイズ氏はジーキャッシュ(ZEC)について「ビットコイン価格の10%に達する」と語っていた。だが6月5日、同氏はZECの保有分も売却した。プライバシープロトコルに重大な脆弱性が見つかったことを受けての判断だった。そこで同氏は、HYPE、ZEC、NEARから成る「聖なる三位一体」は「死んだ」と言い放った

ただし、ヘイズ氏はその見方を一部修正したようにも見える。アーカム・インテリジェンスによれば、ヘイズ氏に関連するとされるウォレットは月曜日、約3万3,978 HYPE、金額にして約200万ドル(約3億2,040万円)相当を買い戻した。これは、6月4日の売却後にHYPEが26%下落した後のことだった。

コインテレグラフはメイルストロムにコメントを求めたが、記事公開時点で返答は得られていない。

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