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Yashu GolaライターAllen Scott監修編集者

XRPは6月に1ドル割れか チャートが示す3つの下落サイン

マーケット公開日2026年6月12日

XRPの短期チャートに、不吉な二つの影が差している。ヘッド・アンド・ショルダーとベアフラッグ――どちらも、今後数日で1ドル(約160円)割れに向かう危ういサインだ。

XRP(エックスアールピー)のチャートに、今月、複数の弱気パターンが浮かび上がっている。下値の目標は、ついに1ドル(約160円)を下回る水準だ。

ポイントは二つある。

ひとつは、短期足チャート上で「ヘッド・アンド・ショルダー」と「ベアフラッグ」という、いずれも下落を示唆する形が出ていること。

もうひとつは、オンチェーン指標もまた、トレーダーの需要の弱さ、あるいは投げ売りムードを示していることだ。

ヘッド・アンド・ショルダーが示す「10%下落」シナリオ

6月5日以降、XRP価格は、いわゆる「ヘッド・アンド・ショルダー」の形を作りつつある。

これは、共通するネックラインと呼ばれる支持線の上に3つの山ができるパターンだ。中央の山、つまり「ヘッド」が左右の山、すなわち「ショルダー」より高くなる。

一般的に、このパターンは価格がネックラインを明確に下抜けたときに完成する。下落目標は、パターンの最大高からブレイクダウン地点を差し引いて算出される。

XRP/USD four-hour price chart. Source: TradingView

木曜日時点で、XRPはこのパターンの右肩を形成しており、まずはネックライン付近の1.09ドル(約174円)への下落が意識されている。

テクニカル上の計算を当てはめると、ネックラインを割り込んだ場合、6月の下値目標は0.99ドル(約158円)前後となる。現在値からおよそ10%の下落だ。

一方で、右肩の高値である1.12ドル(約179円)付近を明確に上抜ければ、このヘッド・アンド・ショルダーのシナリオは崩れる可能性がある。この水準は、4時間足チャート上の20期間指数移動平均線、いわゆる20期間EMAとも重なっている。

その場合、XRPは50期間EMAが位置する1.15ドル(約184円)付近まで反発する可能性がある。現在の価格帯から見れば、約4.5%の上昇となる。

もうひとつの弱気サイン「ベアフラッグ」

XRPの4時間足チャートには、もうひとつ厄介な形が見える。ベアフラッグだ。

ベアフラッグとは、急落のあと、価格が上向きのチャネル内で小幅に持ち直すように推移する形を指す。見た目にはいったん落ち着いたように見えるが、実際には下落トレンド再開前の一服にすぎないことが多い。

XRP/USD four-hour chart. Source: TradingView

木曜日時点で、XRPはこのフラッグの下限トレンドライン、1.10ドル(約176円)付近を試していた。4時間足の終値でこの水準を明確に割り込めば、下抜けが確認される可能性がある。

テクニカル上の計算では、XRPのベアフラッグによる下値目標は0.94ドル(約150円)付近となる。現在値から約15%の下落だ。

相対力指数、いわゆるRSIは43付近にある。中立水準の50を下回っており、上昇の勢いが弱いことを示している。これも弱気見通しを支える材料となっている。

ただし、XRPが1.12ドル(約179円)を回復すれば、この弱気パターンの説得力は薄れる。さらに50期間EMAの1.15ドル(約184円)を上回る強い動きが出れば、売り圧力はいったん先送りされ、フラッグ上限の1.18〜1.20ドル(約189〜192円)へ向かう可能性もある。

オンチェーン指標は0.96ドルを示唆

オンチェーンデータを見ても、XRPにはまだ下値余地が残っているようだ。

XRPのMVRV価格バンドは、価格が下側のグリーンゾーンに向かって下落する可能性を示している。

XRP MVRV extreme deviation pricing bands. Source: Glassnode

MVRVとは、XRPの市場価格と、各コインが最後にオンチェーン上で動いたときの平均価格を比べる指標だ。簡単に言えば、保有者がどれだけ含み益、あるいは含み損を抱えているかを測るものだ。

価格が上側のバンド付近で推移している場合、市場は過熱していると見なされやすい。逆に、下側のバンドへ近づくと、市場のストレス、需要の弱さ、あるいは投げ売りの兆候と受け止められることが多い。

関連記事: XRPの取引需要が91.5%減少 0.65ドル割れならさらに下落か

この下側のグリーンバンドは、過去のXRP相場において、弱気相場の「吸い寄せられる先」のように機能してきた。2018年、2020年、2022年の大きな下落局面でも、XRPはこのゾーンへ向かって下落、あるいは一時的に割り込んだあと、ようやく強い支持を見つけている。

歴史が繰り返されるなら、次の大きな下値目標は、下側グリーンバンド付近の0.96ドル(約154円)となる。現在価格から見れば、約13%下の水準だ。

この記事はCointelegraphの編集方針に従って作成されており、情報提供のみを目的としています。投資アドバイスや推奨を構成するものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴います。読者は独自に調査を行うことを推奨します。

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