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Ezra ReguerraライターYohan Yu監修編集者

大麻ビジネスから暗号資産へ華麗に転身したゼロスタック、突然の"消滅危機"告白 ── たった3カ月で真逆の変わり身、130億円が溶けた「あまりにヤバい」中身

最新ニュース公開日2026年8月4日

昨年、630億円もの巨額資金をかき集めたはずの米ナスダック上場企業が、この先1年ももたないかもしれない ── SECに提出された1枚の書類が、その"火の車"ぶりを白日の下にさらした。手元資金はまさかの4億円。虎の子のトークンは、9割超が跡形もなく吹き飛んでいた。

ナスダック上場の暗号資産トレジャリー企業「ゼロスタック」が、この先1年間、事業を継続できるかどうかに「重大な疑義」があると自ら認めた ── しかもその告白、わずか3カ月前の説明とは真逆だというのだから穏やかではない。

金曜日、同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告書「フォーム10-Q」。そこには、目を疑うような数字が並んでいた。6月30日時点で、手元資金はたったの260万ドル(約4億円)。運転資本は60万ドル(約9,400万円)のマイナスに沈み、累積赤字は実に3億3,910万ドル(約532億円)に膨れ上がっていたのだ。

さらに2026年上半期には、保有するデジタル資産で8,250万ドル(約130億円)もの公正価値評価損を計上。純損失は6,130万ドル(約96億円)にのぼった。まさに"火の車"である。

問題の核心は、同社が抱え込んだ暗号資産「ゼロ・グラビティ(0G)」トークンだ。ゼロスタックが握る7,510万枚の0Gは、取得コストの合計こそ1億6,330万ドル(約256億円)。ところが6月30日時点の公正価値は、わずか1,520万ドル(約24億円)にまで暴落していた。帳簿上の取得コストから、およそ91%が吹き飛んだ計算になる。

しかも同社は、事業運営の資金をステーキング報酬とトークン売却に頼りきっている。つまり、現金を手当てできるかどうかは、まるごと0Gの価格と取引の流動性次第 ── という、なんとも綱渡りな体質なのだ。

ゼロスタックの"0G一本足打法"に流動性の審判

上半期のステーキング収入は380万ドル(約6億円)。バリデーター手数料を差し引いて、およそ660万枚の0Gを稼いだという。そして運営費をまかなうため、約490万枚を240万ドル(約3億8,000万円)で売却していた。

会社側は、手元資金とステーキング報酬の売却で当面の運営コストは賄えると見込んでおり、いざとなれば保有資産の一部を売ることもできる、と強気の姿勢は崩さない。だが経営陣は、それらの計画が"継続への疑義"を払拭するのに十分だとは、どうしても言い切れなかった ── ここに、内実の苦しさがにじむ。

見逃せないのは、今回の判断が過去2回の報告と真っ向から食い違っている点だ。第1四半期の報告書で同社は、手元資金とステーキング報酬があれば、少なくとも今後1年間の運転資本と債務はまかなえる、と胸を張っていたのである。わずか3カ月での、あまりに鮮やかな"変わり身"だった。

そもそもゼロスタックの前身は、大麻・CBD製品を手がける「フローラ・グロース」という、まったくの畑違いの企業だった。昨年9月19日、フローラは0Gトレジャリー戦略のために4億100万ドル(約630億円)もの資金調達を発表。内訳は3,500万ドル(約55億円)の現金・同等物のコミットメントに加え、3億6,600万ドル(約574億円)超の現物デジタル資産という豪華なものだった。同社はその後「ゼロスタック」へと社名を変え、ナスダック上場の看板は維持したまま、暗号資産の世界へと飛び込んだのだった。

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