
ストライブがビットコイン1110枚を約130億円で購入 保有量2万1356BTCで上場企業世界7位に
米ストライブが、わずか1週間で1110BTCを買い増した。取得額は約8150万ドル(約129億7000万円)。ビットコイン保有量は2万1356BTCに達し、上場企業として世界7位に浮上した。

米資産運用会社ストライブが、またしても巨額のビットコインを買い込んだ。
同社は先週、1110ビットコイン(BTC)を約8150万ドル(約129億7000万円)で購入。これにより、保有するビットコインは合計2万1356BTCに膨らんだ。
米証券取引委員会(SEC)に月曜日提出された報告書によると、購入期間は8月17日から21日。手数料や諸経費を含む平均取得価格は、1BTCあたり7万3409ドル(約1168万円)だった。
同期間、ストライブの現金および現金同等物は1710万ドル(約27億2000万円)増え、1億7190万ドル(約273億6000万円)となった。一方、発行済みクラスA株式は365万株増加し、7989万株に達している。
月曜日のビットコイン価格は7万9000ドル(約1257万円)前後。ストライブの今回の平均取得価格を約8%上回る水準だった。
上場企業で世界7位 スペースXを抜く
今回の買い増しで、ストライブは上場企業のビットコイン保有ランキングで世界7位に浮上した。ビットコイン・トレジャリーズ・ドット・ネットのデータによれば、ブリッシュに次ぎ、イーロン・マスク氏率いるスペースXを上回った。
市場も素早く反応した。
ナスダックに上場するストライブ株(ASST)は、月曜日午前の取引で11%超上昇。年初来で約36%に達していた上昇率を、さらに伸ばす勢いを見せた。
マット・コールCEOは市場が開く前、Xへの投稿で、こう強気に言い切った。
「利益の源泉は、単にビットコイン価格が上がることではない。希少性を巡る投資テーマが広がるなかで、ビットコインが“最も速い馬”になることだ。ASSTは、その結果を責任ある範囲で可能な限り増幅できるよう設計されている」
ストライブはビットコインを財務資産として積み上げる一方、資産運用事業も展開している。同社によると、上場投資信託(ETF)とダイレクト・インデックス運用プラットフォームを通じて、約30億ドル(約4775億円)を運用している。
さらに8月21日時点で、ストラテジーが発行する優先株「STRC」を50万5000株保有。その評価額は4860万ドル(約77億4000万円)に上った。

SATA、額面100ドルをついに回復
ストライブの優先株「SATA」は金曜日、100.01ドル(約1万5918円)で取引を終えた。
経営陣が目標として掲げてきた99~101ドル(約1万5757~1万6075円)のレンジに、ようやく戻った格好だ。SATAは6月下旬、一時83.30ドル(約1万3258円)まで売り込まれていた。
ストライブは3月、目標レンジを従来の95~105ドル(約1万5120~1万6712円)から99~101ドルへと狭めた。そのうえで、100ドルを下回る価格では市場内公募(ATM)や追加公募によるSATAの発行を行わないと表明していた。
同社がSATAを立ち上げたのは2025年11月。当初は1株80ドル(約1万2733円)で200万株を売り出し、総額1億6000万ドル(約254億7000万円)を調達した。
SATAは変動金利型の永久優先株で、1株あたりの額面および当初清算優先額は100ドル(約1万5916円)に設定されている。

Top 10 publicly traded companies by Bitcoin holdings. Source: BitcoinTreasuries.NET
普通株とは違い、SATAは配当収入を狙う金融商品だ。変動配当率を調整することで、株価を100ドル付近に保つ仕組みになっている。
ストライブは4月、年率換算の配当率を13%に引き上げた。さらに6月16日からは、配当の支払い頻度を月1回から毎日に変更している。
SATAとよく似ているのが、世界最大の企業ビットコイン保有者であるストラテジーの変動金利型永久優先株「STRC」だ。
STRCは月曜日、97ドル(約1万5439円)前後で取引され、ストラテジーが掲げる100ドルの目標を下回っていた。同社は8月23日までの1週間について、ビットコインを購入しなかったと報告している。

