
ビットコインはもう底打ちか スタンダードチャータードが「暗号資産の冬は終わった」と指摘
スタンダードチャータードのジェフ・ケンドリック氏は、ストラテジーによるビットコイン購入発表を控え、暗号資産価格は今回のサイクルで底を打った可能性が高いとして、顧客に「冬は終わった」と伝えた。

スタンダードチャータードのアナリスト、ジェフ・ケンドリック氏は金曜日、顧客向けのメモで、暗号資産価格は今回のサイクルにおける安値をすでに付けたとの見方を示した。今後、その判断を裏づける材料として、同氏は3つの指標を見ているという。
ひとつは、ストラテジーが先週もビットコインを買い増したと発表すること。次に、暗号資産ETFに金曜日、資金流入があったこと。そして最後に、原油価格がさらに下落を続けることだ。
「暗号資産価格は、今回のサイクルにおける安値をすでに見たと考えている。ビットコインでいえば5万9000ドル、約945万円がそれにあたる。これは12万6000ドル、約2017万円の高値から53%下落した水準だ」
ケンドリック氏は、金曜日の短い顧客向けメモでこう述べた。最大の暗号資産であるビットコインは、コインマーケットキャップのデータによると、日曜日時点で約6万3704ドル、約1020万円で取引されていた。
ケンドリック氏が注目する最初の兆候は、日曜日早くに投稿されたストラテジー最高経営責任者マイケル・セイラー氏の恒例ツイートを、投資家がどう読むかにかかっている。
セイラー氏はこう投稿した。
「まだ点を増やしている」
添えられていたのは、もはやおなじみとなったドット、あるいはバブルのチャートだった。ストラテジー幹部であるセイラー氏は、ビットコイン購入を示唆する際、たびたびこのチャートをSNS投稿に使っている。
日曜日のセイラー氏の投稿は、米東部時間の午後半ばまでに50万回以上閲覧された。
スタンダードチャータードでデジタル資産調査のグローバル責任者を務めるケンドリック氏が挙げた、ビットコイン底打ちを示すほかの指標についても動きがあった。

Michael Saylor's tweet on Sunday had more than a half a million views by mid-afternoon, ET. Source: Michael Saylor on X.com
SoSoValue.comのデータによると、金曜日のビットコインETFは1日で8584万ドル、約137億円の純流入となった。投資家資金は5本のファンドに流入し、米国で取引されるビットコインETFのうち8本は純変動なしだった。
また、ヤフー・ファイナンスのデータによると、原油先物は金曜日、2営業日連続で下落した。
ケンドリック氏はメモをこう締めくくっている。
「冬は終わった。暗号資産の春へ、おかえり」
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ストラテジーの異例のビットコイン売却 セイラー氏は「デジタル・クレジットには必要」と反論
ストラテジーは6月1日、米証券取引委員会への提出書類で、2022年以来初めてとされるビットコイン売却を開示した。同社は32BTCを手放したが、この動きは、セイラー氏が長年掲げてきた「ビットコインを売るな」という信条と食い違うようにも見えた。
しかしセイラー氏は、この売却を擁護した。資産を売却できる能力は、「デジタル・クレジット」の発行を続けるために必要だというのだ。
「会社の方針としてビットコインを売らないということになれば、クレジットには価値がなくなり、株式にも価値がなくなる」

Cointelegraph’s Ciaran Lyons (left) and Strategy founder Michael Saylor (right) at BTC Prague. Source: Cointelegraph
セイラー氏は、BTCプラハの会場でコインテレグラフにこう語った。
同氏によれば、ビットコインを財務資産として保有する企業は、配当付き証券や、その他のビットコイン担保型クレジット商品を支えるため、必要に応じて保有分を売却できる余地を残しておく必要があるという。

