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Sam Bourgi著ライターRobert Lakin監修編集者

セキュリタイズ株が8%急騰 韓国LG CNSと提携、株やファンドの「トークン化」を本格展開へ

最新ニュース公開日2026年10月7日

韓国では2027年2月、株式や債券、ファンドをブロックチェーン上で扱う「トークン化証券」の新制度が始まる。市場開拓を狙うセキュリタイズは、韓国IT大手LG CNSとの提携で一足早く動き出した。

トークン化プラットフォームを運営するセキュリタイズの株価が6日、急騰した。韓国がトークン化証券の新たな制度づくりを進めるなか、同社が韓国のIT大手LG CNSとの提携を発表したためだ。

セキュリタイズ株(SECZ)は6日の取引開始直後、一時約8%高の12.60ドル(約2000円)まで上昇。主要な暗号資産関連株の多くを上回る値動きを見せたが、その後は午前中に上げ幅を縮小した。

同社は特別買収目的会社(SPAC)のカンター・エクイティ・パートナーズIIとの合併を完了し、2026年7月にニューヨーク証券取引所で取引を開始している。

Securitize Corp (SECZ) stock. 出典: Yahoo Finance

セキュリタイズとLG CNSは、韓国の金融機関向けにトークン化資産とデジタル資産インフラを共同開発するための覚書を締結した。

両社は、トークン化されたファンドや株式、ステーブルコインを検討するほか、より広いアジア太平洋市場でも事業機会を探るとしている。

今回の提携の背景にあるのが、韓国政府によるトークン化証券の新制度だ。

韓国の金融委員会(FSC)は先週、株式や債券、ファンドなどの証券をトークン化して発行・流通させるための規則案を公表した。新たな枠組みは2027年2月に施行される予定となっている。

金融機関が新制度への対応を急ぐなか、今回の提携によってセキュリタイズは韓国市場で先行者としての足場を確保する可能性がある。

LG CNSも6日、銀行などの金融機関によるステーブルコインやトークン化証券への対応を支援する、ブロックチェーン基盤プラットフォームを立ち上げた。

次の主戦場は「株式」か

セキュリタイズは、約400億ドル(約6兆3300億円)規模に成長したトークン化現実資産(RWA)市場の主要企業となっている。

市場の初期成長をけん引したのは、米国債やプライベートクレジットなど、利回りを生む資産だった。だが、ここにきて存在感を増しているのが「トークン化株式」だ。

取引所や金融機関が従来型の株式をオンチェーンに移す方法を模索するなか、トークン化株式市場は相次いで過去最高を更新している。

RWA.xyzのデータによると、トークン化株式の市場規模は約32億ドル(約5066億円)。過去30日間で10.6%増加した。

セキュリタイズのカルロス・ドミンゴCEOは、導入規模が比較的小さくても、暗号資産市場全体にははるかに大きな影響を与え得ると主張している。

ドミンゴ氏は7月に開催されたETHコンフで、トークン化株式の普及が暗号資産市場全体を5兆ドル(約792兆円)規模へ押し上げる可能性があると語った。

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