
北朝鮮ハッカー、まさかの"身内襲撃"! 国営2銀行をハッキング→暗号資産でマネロン…金正恩当局が「元エリート部隊」を電撃逮捕の衝撃
世界中の暗号資産を"荒稼ぎ"してきたサイバー精鋭たちが牙をむいた相手は、なんと自国の中央銀行だった――。韓国メディア〈デイリーNK〉がスクープした、前代未聞の"内部犯行"疑惑の全貌とは。

サイバー攻撃で世界中の暗号資産を"荒稼ぎ"してきたことで悪名高い北朝鮮――。その北朝鮮の当局が、自国の国営銀行2行をハッキングし、盗み出した国家資金を暗号資産に換えてマネーロンダリング(資金洗浄)していたとして、元・国家サイバー要員とIT技術者のグループを逮捕した、というのだ。
報じたのは、ソウルを拠点とする専門メディア〈デイリーNK〉。7月23日(木)、平壌の匿名情報筋の話として伝えたところによれば、問題のグループは北朝鮮の中央銀行と朝鮮貿易銀行(フォーリン・トレード・バンク)の内部ネットワークに侵入。盗み出した国家資金を暗号資産に換金したうえで、中国を拠点とするブローカーを介して洗浄していたという。
もっとも、コインテレグラフはこの報道の真偽を独自には確認できていない。
だが、もしこれが事実であれば、極めて異例のケースとなる。なにしろ、北朝鮮のサイバー要員が"自国政府の金融機関"そのものを狙って窃盗を働いたと名指しされるなど、これまで前例がほとんど聞かれないからだ。
そもそも平壌といえば、国家ぐるみでハッキング集団を差し向け、暗号資産関連企業から資金を盗み出しては、外貨稼ぎと国際的な制裁逃れの原資に充ててきた――と、かねてより国際社会から厳しく指弾されてきた"常習犯"である。その矛先が、よもや身内に向いていたとは......。
なお〈デイリーNK〉は、北朝鮮国内に張り巡らせた情報提供者のネットワークを頼りに取材を続けるソウル発の専門メディアだ。ただし、かの国は情報とアクセスを厳しく制限しているため、北朝鮮発の報道は独自に裏付けを取るのが難しいのが実情である。

