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CointelegraphライターFelix Ng監修編集者

スペースXのIPOに暗号資産で投資できず バイナンスなどが割当中止、返金へ

最新ニュース公開日2026年6月15日

イーロン・マスク氏率いるスペースXが金曜日、ナスダックで歴史的なIPOを果たした。その熱狂の陰で、トークン化商品を通じてIPOに乗ろうとした暗号資産ユーザーたちは、割当の不成立によって、手ぶらで取り残されることになった。

暗号資産取引プラットフォームのバイビット、バイナンス、ビットゲット・ウォレット、MEXCが、スペースXのトークン化IPOキャンペーンを相次いで中止した。スペースXが金曜日、ナスダックに上場したその裏側で、暗号資産業界が鳴り物入りで打ち出した「人気IPOへのトークン経由アクセス」は、初陣からつまずく格好となった。

スペースXのIPOは、報道によれば応募倍率が4倍を超える過熱ぶりを見せ、750億ドル、日本円にして約12兆100億円を調達した。同社株はIPO価格135ドル、約2万1,600円に対し、金曜日の取引開始時には150ドル、約2万4,000円で初値を付けた。その後、終値は161.11ドル、約2万5,800円となり、同社の時価総額は2兆ドル、日本円で約320兆4,000億円を超えた。

だが、その熱狂に便乗するはずだった暗号資産プラットフォーム各社は、スペースX株の割当を十分に確保できなかった。複数の取引所は、クラーケン傘下のxストックスが裏付け資産を引き渡せなかったことを理由に挙げている。

需要の高い新規公開株を、暗号資産ユーザーに初めて提供する――。そんな触れ込みで始まったキャンペーンは、暗号資産プラットフォームにとって手痛い失敗となった。

なかでも早い段階で中止を発表したのが、バイビットだった。同社は新サービス「バイビットIPOエクスプレス」を通じて、スペースXへのトークン化アクセスを提供しようとしていた。

同社はこう説明している。

「xストックスが裏付け資産を引き渡せなかったため、スペースXの割当は一切受け取っていない。その結果、申込を行ったユーザーにスペースXの割当が行われることはない」

バイナンスのスペースX・トークン化IPOキャンペーンには、5億5,700万ドル、日本円にして約892億円を超えるUSDCの入金が集まっていた。しかし同社も、「当社の管理外の事情」によりキャンペーンを進めることができなかったと説明した。バイナンス・ウォレットもまた、xストックスに依存していた。

Source: Changpeng Zhao

ビットゲット・ウォレットとMEXCも、xストックスのトークン化SPCXの割当を確保できなかったとして、影響を受けたユーザーに返金すると表明した

ビットゲット・ウォレットの最高執行責任者、アルビン・カン氏はX上で、こう述べた。

「最終的にうまくいかなかったことは残念だ。現在、返金手続きを進めている」

さらに同氏は、こう付け加えた。

「確かに、われわれはつまずいた。そして業界への信頼も傷ついた。しかし、われわれはこの経験を経て、より強くなって戻ってくる」

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