
北朝鮮ラザルス、ハイパーリキッド経由で約48億円を移動 BTCをETH・SOLに交換
北朝鮮政府との関係が指摘されるハッカー集団「ラザルス・グループ」に関連する暗号資産ウォレットが、分散型取引所Hyperliquidなどを通じて3000万ドル(約47億9000万円)相当の暗号資産を移動させた。資金は最終的に複数の暗号資産取引所へ送金されたという。

北朝鮮政府との関係が指摘されるハッカー集団「ラザルス・グループ」に関連する暗号資産ウォレットが、分散型取引所Hyperliquidなどを通じて3000万ドル(約47億9000万円)相当の暗号資産を移動させた。資金は最終的に複数の暗号資産取引所へ送金されたという。
北朝鮮政府との関係が指摘されているハッカー集団「ラザルス・グループ」に紐づく暗号資産ウォレットが、分散型取引所(DEX)のHyperliquidを通じ、3000万ドル(約47億9000万円)相当のデジタル資産を移動させていたことがわかった。
アーカムのアナリスト、エメット・ガリック氏が月曜日に公開したXへの投稿とブロックチェーンデータによれば、「ラザルス」とタグ付けされたウォレットは、ビットコイン(BTC)を使ってHyperliquidやHyperUnitへ資金を送金した。
その後、BTCをイーサ(ETH)やソラナ(SOL)へ交換し、さらにブリッジを利用してトロン、ソラナ、イーサリアムの各ネットワークへと資金を移していた。
資金の行き先はそれだけではない。
最終的には暗号資産取引所のクーコイン(KuCoin)、クラーケン(Kraken)、LBankへ入金されたほか、トロン上で稼働する複数の未特定サービスにも送金されていたという。
今回の資金移動が確認されたのは、ドナルド・トランプ米大統領がHyperliquidの米国市場参入に言及してから数週間後のことだった。
トランプ氏は8月16日に開かれたホワイトハウスでのイベントで、商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長が、Hyperliquidを米国市場へ導入するための規制上の道筋を整備していると説明していた。
ラザルス・グループは、これまで暗号資産業界を襲った数々の大型ハッキング事件への関与が疑われてきた。
中でも代表的なのが、2025年に発生した暗号資産取引所Bybitから14億ドル(約2236億円)が流出したハッキング事件だ。これは現在までに暗号資産業界で発生したハッキング事件として最大規模とされている。
北朝鮮との関係が指摘される攻撃者による暗号資産窃取は、その後も続いている。
4月に発生した暗号資産関連事件では、盗まれた総額6億3400万ドル(約1013億円)のうち、少なくとも5億7800万ドル(約923億円)が北朝鮮系の脅威アクターによるものとされている。

