Cointelegraph
DOGE$0.08325 2.58%
TRX$0.3365 1.15%
LINK$11.36 4.11%
ZEC$1,091.48 11.14%
ADA$0.2011 5.85%
XRP$1.32 4.18%
ETH$2,454.79 0.53%
BTC$76,820.08 1.52%
XMR$507.42 0.04%
BNB$711.38 1.00%
XLM$0.1738 3.26%
SOL$98.89 2.48%
HYPE$78.96 4.97%
Zoltan VardaiライターRobert Lakin監修編集者

DeFi「More Markets」から約15億円流出 攻撃者が担保を悪用、8月の暗号資産ハッキング被害は223億円に

最新ニュース公開日2026年9月1日

DeFiプロトコル「More Markets」のレンディング準備金から、約930万ドル(約14億8600万円)相当の暗号資産が流出した。攻撃者はリキッドステーキングトークンと「Eモード」を組み合わせ、借入上限を突く形で資金を引き出したとみられている。

分散型金融(DeFi)のボールト・インフラストラクチャープロトコル「モア・マーケッツ(More Markets)」で、約930万ドル(約14億8600万円)相当の暗号資産がレンディング準備金から流出した。Web3セキュリティ企業ブロックエイド(Blockaid)が明らかにした。

被害が発生したのはフローEVM(Flow EVM)上だ。

ブロックチェーンデータによると、攻撃者は「mFlowWFLOW」のレンディング準備金から約1550万枚のラップド・フロー(WFLOW)を引き出した。ブロックエイドはその価値を約930万ドルと見積もっている。

ブロックエイドは月曜日のXへの投稿で、今回の攻撃について詳細を報告した。

カギとなったのは、アンカー・ステークド・フロー(ankrFLOW)と「Eモード」だった。

ankrFLOWは、フロー(FLOW)をステーキングしながら流動性も確保できる「リキッドステーキングトークン」だ。ブロックエイドによれば、攻撃者はこのankrFLOWとEモードを組み合わせることで、本来の想定を超える資金を借り入れ、準備金を抜き取ったという。

Eモードとは「Efficiency Mode(効率モード)」の略で、アーベ(Aave)V3に導入されている機能だ。

価格が連動すると考えられる資産同士、例えばリキッドステーキングトークンとその裏付け資産について、通常よりも高い借入余力を認める仕組みとなっている。

資本効率を高めるための機能が、今回は攻撃者につけ込まれる形になった格好だ。

今回の事件により、8月に発生した暗号資産ハッキングによる被害総額は1億3970万ドル(約223億2000万円)に膨らんだ。

DefiLlamaのデータによると、2026年では被害額ベースで3番目に大きい月となった。

もっとも、7月の被害総額は2億5400万ドル(約405億8000万円)に達しており、8月は前月から大幅に減少している。

DeFiを巡る大型事件は、これだけではない。

日曜日には、DeFiレンディングプロトコル「テクトニック(Tectonic)」を標的とした7500万ドル(約119億8000万円)規模の攻撃が報告され、クロノス(Cronos)がブロックチェーンネットワークを停止する事態となった。

モア・マーケッツは記事公開時点で、今回の事件を公式には確認していない。また、ユーザーに実際の損失が発生したのかについても明らかにしていない。

Cointelegraphは、独立性と透明性のあるジャーナリズムに取り組んでいます。本ニュース記事はCointelegraphの編集方針に従って制作されており、正確かつ迅速な情報提供を目的としています。読者は情報を独自に確認することが推奨されます。編集方針はこちらをご覧ください https://cointelegraph.jp/editorial-policy

この話題についてもっと