
クラーケン親会社、リープ・テクノロジーズを6億ドルで買収へ ステーブルコイン決済強化
クラーケンの親会社ペイワードは、香港拠点のリープ・テクノロジーズを最大6億ドルで買収することで合意した。ステーブルコイン決済と企業間(B2B)金融インフラの強化を狙う。

クラーケンの親会社ペイワードは、香港拠点のリープ・テクノロジーズを最大6億ドルで買収することで合意した。ステーブルコイン決済と企業間(B2B)金融インフラの強化を狙う。
ペイワードは木曜日、最大6億ドルでリープを買収する最終契約を締結したと発表した。この買収は現金とペイワード株式を組み合わせて行われる予定で、同社の株式価値は200億ドルと評価されている。この取引により、2026年3月に開始したB2Bインフラ基盤「ペイワード・サービス」の機能拡張が見込まれる。
この動きは、ステーブルコインがフィンテック企業や一般企業で普及する中、仮想通貨企業が取引サービスから決済インフラや関連プロダクトへと事業領域を広げている流れの一環だ。
リープの共同創業者は木曜日の声明で、同社は独立したプラットフォームとして運営を継続すると説明した。取引は通常の規制承認を条件とし、2026年後半の完了が見込まれている。
グローバル決済とカード領域へ拡張
ペイワード・サービスは、企業が取引、決済、資金調達、デジタル資産サービスを単一システムで統合できるプラットフォームだ。
リープの買収により、この基盤はグローバルなカードおよび決済領域へ拡張される。パートナー企業は、カード発行、クロスボーダー決済、ステーブルコインによる資金管理などを既存機能と組み合わせて利用できるようになる。

Source: Kraken
ペイワードおよびクラーケンのアルジュン・セティ共同CEOは「リープは次世代の決済レイヤーだ。カードネットワーク、銀行インフラ、ブロックチェーンを単一のAPIで接続し、ステーブルコインで決済を行う」と述べた。
ペイワードはこれまでにも、ビットノミアル、先物ブローカーのニンジャトレーダー、トークン化株式発行企業バックドなどを買収しており、戦略的な買収を通じてプラットフォーム拡張を進めている。
アジア戦略を加速
リープは2018年にダレン・グオ氏とケビン・カン氏によって設立された。グオ氏は決済企業ストライプのアジア太平洋事業に従事していた経歴を持つ。
同社は、伝統的金融とデジタル資産をつなぐ決済ソリューションを提供し、国境を越えた資金移動の実現を目指している。
セティ氏は、この取引がペイワードにとってアジア初のインフラ関連買収であり、最大規模の案件の一つになると述べた。
「欧州を除けば、最も成長している市場はアジアだ。収益だけでなく、プラットフォーム上の資産も増えている」とし、「彼らはすでにアジアで実績を築いている。われわれと組めば米国市場にも迅速に展開できる」と語った。
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