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Nate KostarライターSam Bourgi監修ライター

クラーケン親会社ペイワード、SoFiと提携 ステーブルコイン「SoFiUSD」をKrakenに導入へ

最新ニュース公開日2026年9月9日

クラーケンの親会社ペイワードは、米フィンテック企業SoFiと提携した。SoFiの米ドル決済ネットワークに接続し、SoFiUSDの導入や機関投資家向けの24時間365日決済を進める。

暗号資産取引所クラーケンの親会社であるペイワードは、米フィンテック企業SoFiと提携した。今回の提携により、SoFiのステーブルコイン「SoFiUSD」がクラーケンに導入されるほか、クラーケンの暗号資産プラットフォームはSoFiの24時間365日稼働する米ドル決済ネットワークに接続される。

提携のもと、SoFiはデジタル資産の流動性を確保する新たな調達先として「Kraken Prime」を活用する。一方、ペイワードは「SoFi Exchange Network(SEN)」に参加し、SoFiの法人向け銀行サービスも利用できるようになる。

両社によると、今後の提携拡大に伴い、適格カストディサービスが追加される可能性もある。また、クラーケンの機関投資家および法人顧客は、SENを通じて24時間体制の米ドル決済にアクセスできるようになる。

SoFiUSDは、SoFi Bankが発行する米ドル裏付け型ステーブルコインだ。決済と清算を目的に2026年に立ち上げられ、準備資産は現金および短期米国債で保有されている。

Source: Payward

クラーケンが木曜日に公開したブログ投稿によると、SoFiはデジタル資産の注文をKraken Prime経由で処理する。Kraken Primeはスマート・オーダー・ルーティングを活用し、対応する複数の取引会場における価格や市場の厚みをリアルタイムで評価する。そのうえで、最も効率的に約定できる取引先へ注文を振り分ける仕組みだ。

SoFiは1580万人の会員を抱え、すでに同社アプリを通じて暗号資産取引サービスを提供している。クラーケンは、こうした取引をKraken Prime経由で処理することにより、SoFiが単一の注文板に依存するのではなく、複数の取引会場にまたがる流動性へアクセスできるようになると説明している。

関連記事:クラーケン親会社ペイワード、Magic Labsのウォレット事業を買収

ペイワード、伝統金融との接点を拡大

今回のSoFiとの提携は、ペイワードとクラーケンが暗号資産市場の枠を超え、伝統的な金融機関との関係構築を進める一連の動きに続くものだ。

今週初めには、ロンドン証券取引所グループがペイワードと提携し、英国の主要株式をトークン化した商品を提供すると報じられた。この商品は、2027年に開始予定の24時間・週5日取引が可能な新取引市場「LSE 24」を通じて提供される見通しだ。

また8月には、クラーケンが同社のファンデッド・トレーディング・プログラムを通じて、S&P500への24時間エクスポージャーを提供し始めた。今後はコモディティも対象に加わる見込みだ。

クラーケンは、トークン化株式プラットフォーム「xStocks」を通じて、公開市場への展開も進めている。xStocksはBacked Financeが開発したプラットフォームで、クラーケンは2026年初めに同社を買収した。

同取引所はその後、xStocksを活用し、対象となるユーザーに対して、スペースXJersey Mike’sのIPOに関連する株式へのエクスポージャーを提供してきた。手段としてはトークン化株式のほか、一部では直接的な株式割当も含まれている。

Source: Kraken

ペイワードが伝統金融への接近を強める背景には、同社の株式上場準備がある。ただし、IPO計画はこれまで複数回にわたって延期されたと報じられている。

同社は2025年11月、米証券取引委員会(SEC)に対し、IPOに向けた登録届出書草案を非公開で提出した。しかし報道によれば、上場時期は早くても2027年第2四半期以降にずれ込んだとみられている。

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