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Sam Bourgi著ライターRobert Lakin監修編集者

クラーケンの親会社、"6000万ウォレット"の巨大企業を電撃買収! その狙いがヤバすぎた

最新ニュース公開日2026年7月28日

米暗号資産取引所クラーケンを傘下に持つペイワードが、ウォレット技術大手マジック・ラボの中核事業を丸ごと買収――。開発者20万人、作成ウォレット6000万超、ステーブルコイン取引10兆円超という"化け物インフラ"を手に入れた同社の真の狙いとは。買収額は"非公開"だが、業界に走った激震は隠しきれない。

暗号資産業界に、またしても激震が走った。

米暗号資産取引所「クラーケン」を運営する親会社ペイワードが、ウォレット技術で知られるマジック・ラボの"ウォレット・アズ・ア・サービス(WaaS)"事業を買収することで合意したのだ。オンチェーン金融サービスへの需要がとどまるところを知らぬなか、法人向けインフラ事業をさらに肥え太らせる狙いである。

ペイワードが月曜日に明かしたところによると、今回の買収でマジック・ラボが誇る"ノンカストディアル(非管理型)ウォレット技術"を、自社のB2Bプラットフォーム「ペイワード・サービシズ」に丸ごと取り込むという。同プラットフォームは、暗号資産取引からカストディ(保管)、トークン化資産、法定通貨の入出金までを一手に引き受ける、いわば"何でも屋"だ。気になる買収額はというと――なんと非公開。この沈黙が、かえって関係者の憶測を呼んでいる。

肝となるのが「組み込み型(エンベデッド)ウォレット」なる代物である。これを使えば、企業はサードパーティのウォレット業者に頼ることなく、自社アプリの中に自己管理型ウォレットをそのまま埋め込める。つまり法人客からすれば、たった一度のシステム連携で、ブロックチェーン・インフラ一式が手に入るという寸法だ。

そして驚くべきは、マジック・ラボが積み上げてきた数字である。同社のインフラはこれまで20万人超の開発者に使われ、生み出されたノンカストディアル・ウォレットは実に6000万口座超。処理してきたステーブルコイン取引は100億ドル(約1兆6370億円)を優に上回るというのだから、その破壊力たるや推して知るべしだろう。

両社は、通例の完了条件が整い次第、この取引が数週間内にまとまると見ている。

一方、"金の卵"を手放したマジック・ラボはどこへ向かうのか。関係者によれば、同社は今後「ニュートン」なるプラットフォームに軸足を移すという。これは中央集権的な仲介者に頼ることなく、ユーザーやアプリがオンチェーン取引を安全に承認・検証できるようにする代物だ。ウォレット帝国を売り払い、次なる主戦場へ――マジック・ラボの次の一手からも、当分目が離せそうにない。

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