
Bybit、最大100倍レバレッジのFX無期限契約を開始 ユーロ・ポンド・円を24時間取引可能に
バイビットは、EUR/USD、GBP/USD、USD/JPYに連動するUSDT建て無期限契約を開始した。現物の通貨を保有することなく、最大100倍のレバレッジで主要FXペアの値動きを取引できる。

ドバイを拠点とする暗号資産取引所バイビットが、主要な外国為替ペアに連動するUSDT建て無期限契約を開始した。暗号資産取引所が、伝統的金融、いわゆるトラッドファイ領域へ踏み込む動きが、また一段と鮮明になった格好だ。
今回の対象となるのは、EUR/USD、GBP/USD、USD/JPYの3つの通貨ペアだ。トレーダーは、実際にユーロ、ポンド、円、ドルを保有することなく、それぞれの為替レートの値動きに連動した取引ができる。契約に満期はなく、最大100倍のレバレッジに対応する。
損益はUSDTで決済される。さらに、通常のFX市場が閉まっている時間帯を含め、24時間いつでも取引できる点も特徴だ。
今回の新商品は、バイビットが4月に開始した「TradFi Perpetuals」シリーズの一部となる。同社の発表によれば、同シリーズは現在、株式、コモディティ、上場投資信託(ETF)、IPO前企業など、200種類以上の資産を扱っている。
外国為替市場は、世界最大かつ最も流動性の高い金融市場だ。国際決済銀行(BIS)によると、2025年4月時点で、世界の店頭FX取引高は1日平均9兆6000億ドルに達した。円換算では約1474兆円という規模になる。
ただし、暗号資産取引所がFX無期限契約に参入するのは、バイビットが初めてではない。クラーケンは2025年4月に、最大50倍レバレッジのFX無期限先物5銘柄を開始している。また、ビットメックスも2026年4月、最大100倍レバレッジに対応する6つのFXペアを導入していた。
暗号資産取引所が、株式、ETF、コモディティ、そしてFXへ。かつてはビットコインやアルトコインの売買が中心だった取引所の看板は、いまや総合デリバティブ市場へと塗り替わりつつある。

