
暗号資産マネーが英政治に流入 リフォームUK献金の74%をビットメックス共同創業者が拠出
ビットメックス共同創業者ベン・デロ氏の献金は、2026年第2四半期にリフォームUKが受け取った資金の約4分の3を占めた。

英国の選挙管理委員会の記録によると、暗号資産取引所ビットメックス共同創業者ベン・デロ氏による献金が、2026年第2四半期に英政党リフォームUKが受け取った730万ドル、約11億2200万円のうち74%を占めていた。
同委員会の記録では、デロ氏は4月にリフォームUKへ2回献金している。金額は100万ポンド、約2億800万円と、300万ポンド、約6億2400万円。ドル換算では、それぞれ約130万ドル、約2億円、約400万ドル、約6億1500万円となる。
リフォームUKは4月から6月にかけて、ほかの団体や個人からも資金を受け取っていたが、デロ氏の献金だけで第2四半期の報告額の大半を占めた。

Source: UK Electoral Commission
リフォームUK党首のナイジェル・ファラージ氏は現在、暗号資産業界に関係するクリストファー・ハーボーン氏とジョージ・コットレル氏から数百万ドル相当の献金や贈答を受けたとして、調査対象となっている。
ファラージ氏はこのスキャンダルの渦中、7月に英下院議員を辞職。その後に行われた補欠選挙では、風刺候補カウント・ビンフェイス氏らを退け、得票率63%で勝利した。
暗号資産業界にひもづく献金は、英国政治に対するデジタル資産の影響力をめぐり、議員らの間で懸念を呼んでいる。
7月には労働党議員らが、3月に導入された暗号資産献金の一時停止措置を恒久化する案を検討していると報じられた。背景には、ファラージ氏がハーボーン氏とコットレル氏から受け取ったものを「贈り物」と表現した一件がある。
デロ氏は2026年第1四半期にも、リフォームUKへ530万ドル、約8億1500万円を献金していた。
ビットメックス共同創業者ら、昨年トランプ氏から恩赦
デロ氏は、ビットメックスに関係する3人のうちの1人として、米国で銀行秘密法違反に関連する連邦法違反について有罪を認めていた。
同氏は2022年に1000万ドル、約15億3700万円の罰金支払いに同意したが、服役はしていない。
デロ氏とアーサー・ヘイズ氏、サミュエル・リード氏は、2025年3月にドナルド・トランプ米大統領から恩赦を受けた。

