
「ビットコインは死んだ」は早すぎる?2022年の底打ち前と同じTD9シグナルが出現
ビットコイン弱気相場に、いよいよ底打ちの気配が漂い始めた。TD9インジケーターが映し出すのは、2022年のBTC下落相場が終幕へ向かった「あの局面」とよく似た姿である。

ビットコイン(BTC)に、長く続いた大局的な下落トレンドが反転に向かう可能性を示す、重要な兆候が出ている。
BTC価格、「パーフェクト」なTD9セットアップ 弱気相場の最終局面と重なるか
アナリストのトニー・セヴェリーノ氏は火曜日、Xへの投稿で、TD9インジケーターにおける「パーフェクト」な買いセットアップが点灯したと指摘した。
TD9とは、トム・デマーク・シーケンシャルという相場タイミング指標の派生版で、トレンド転換の可能性をトレーダーに知らせるものだ。具体的には、上昇トレンドでは9本連続で、4本前の終値を上回って引けること、下落トレンドでは9本連続で、4本前の終値を下回って引けることによって、注目すべきシグナルが発生する。
セヴェリーノ氏は、トレーディングビューのデータを添えてこうコメントした。
「ビットコインは月足で、TD9の買いセットアップを“パーフェクト”に完成させた」

BTC/USD one-month chart with TD9 indicator data. Source: Cointelegraph/TradingView
月足ベースでこのセットアップが出るのは数年ぶりだ。前回、TD9の下落トレンドシグナルが点灯したのは2022年7月だった。
ただし当時、BTC/USDはその後さらに5カ月をかけて弱気相場の底を固めていった。セヴェリーノ氏が指摘する通り、TD9セットアップが完成したからといって、それが「必ずしも底打ちを意味するわけではない」。
ポッドキャスト「プルーフ・オブ・ペイン」のホストであるトニー・カレラ氏も、Xへの別の投稿で慎重な見方を示した。
「これ単体では買いシグナルではない。ただ、月末の終値まで維持されるなら、注目に値する類いのものだ」
さらに同氏はこう続ける。
「TD9が出る場面というのは、恐怖を追いかけるのをやめ、いったん視野を広げて考えるところだ。これは、皆が“ビットコインは死んだ”と思った時に何が起きるのか、BTCが改めて思い知らせる局面なのか、と」
RSIダイバージェンスにも強気反転の「勝ち筋」
コインテレグラフが報じてきたように、市場参加者の間では、弱気相場が本格的に反転する前に、ビットコインが新たな大局的安値をつけるとの見方がなお優勢だ。
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下値目標は見方が分かれるものの、現在は55,000ドル(約888万円)が有力な水準として意識されている。一方、BTC価格サイクルの比較では、現在の弱気相場はすでに全体の3分の2強を消化した段階にあるとされる。
その一方で、複数の時間軸にわたり、相対力指数(RSI)で強気のダイバージェンスが固まりつつある。RSIのダイバージェンスは、相場転換が近いことを示す古典的なサインの一つだ。
トレーダーであり、アナリスト、そしてポッドキャストホストでもあるスコット・メルカー氏は水曜日、Xのフォロワーに向けて次のように語った。
「売られすぎのRSIとともに、これほど多くの時間軸で、確定済みおよび潜在的な強気ダイバージェンスが出ているのを見た記憶はない」
そして、こう結んだ。
「複数の時間軸でダイバージェンスが積み上がるのは、私が最も好むシグナルだ。勝ち筋は十分にある」

BTC/USD one-day chart with four-hour, one-day, one-week RSI data. Source: Cointelegraph/TradingView

