
ビットコイン、7月いきなり反発 6万ドル突破で「下落相場は一服」の声
ビットコインは7月の幕開けとともに勢いよく反発し、6万ドル(約975万円)を突破した。トレーダーのあいだでは、月内を通じてリリーフラリーが「基本シナリオ」になるとの見方が広がっている。

ビットコイン(BTC)は水曜日のウォール街取引開始とともに、6万ドル(約975万円)台へと反発した。株式市場が上昇する一方、米ドル高の勢いが後退したことが追い風となった格好だ。
BTC価格、日次で3%近い上昇を狙う
トレーディングビューのデータによると、BTC/USDはビットスタンプで一時6万475ドル(約983万円)まで急伸。日次の上昇率は3%近くに達した。

BTC/USD one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
新たな月足は波乱含みで始まった。ビットコインは一時、対ドルで数年来の安値水準に沈み、記事執筆時点では、コイングラスのデータで暗号資産のロングポジション清算額が24時間で2億ドル(約325億円)を超えていた。

BTC/USD vs. cryptocurrency liquidations (screenshot). Source: CoinGlass
「BTCはニューヨーク時間に見事な上げを見せている」
トレーダーのレナート・スナイダー氏はXでそう投稿した。
スナイダー氏は、短期足での反転が入ると予想。添付したチャートでは、価格が6万700ドル(約986万円)に到達する前に「息切れ」が起こる可能性を示していた。

BTC/USDT one-hour chart. Source: Lennaert Snyder/X
同じくトレーダーのダーン・クリプト・トレーズ氏は、短期レンジの上下どちらかを価格が攻めれば、ブレイクアウトの可能性があると見ている。
「当面は5万8000ドル〜6万1000ドル、つまり約943万円〜991万円のレンジになるかを見たい」
同氏はこの日、Xのフォロワーにそう語った。
「次にレンジ上限か下限を試す局面では、決定的なブレイクが起こり、より大きな値動きにつながる可能性が高いと思う」

BTC/USDT perpetual contract one-hour chart. Source: Daan Crypto Trades/X
ビットコインは、米ドル高の後退から恩恵を受けたようだ。米ドル指数(DXY)は取引開始時に101.6の局所的な高値をつけた後、反落した。

US dollar index (DXY) one-week chart. Source: Cointelegraph/TradingView
株式市場は序盤こそ荒い値動きとなったが、その後は上昇基調に転じた。なかでもメタ株が取引開始から1時間で11%超上昇し、相場を押し上げた。
DXYについて、投資情報アカウントのコベイシ・レターは、ドル相場の大きなトレンド転換が「近いうちに」起こり得ると警告している。
「米ドルのロング取引は混み合っている。6月23日時点で、米ドルの投機的ロングポジションは343億ドル、約5兆5750億円まで急増した。これは18カ月ぶりの高水準だ」
同アカウントはXでそう報告した。

US dollar long position data. Source: The Kobeissi Letter/X
7月のビットコイン反発は「基本シナリオ」に
市場参加者のあいだでは、7月を通じてBTC価格がいったん反発するとの見方がなお根強い。
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トレーダーのタイタン氏は、BTC/USDの月足チャートを添え、こう指摘した。
「ビットコインは月足終値で長期トレンドラインを下回った」
「私の基本シナリオは、7月にリリーフラリーが起こり、その後に下落トレンドが再開するというものだ」

BTC/USD one-month chart. Source: Titan/X
トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタル氏も、6月の下落とは反対に、7月は上昇の月になるとの見方を改めて示した。ただし、その後の8月には再び弱気の動きに戻る可能性があるという。
「赤い6月。緑の7月。赤い8月。ビットコインの価格履歴が示しているのはこれだ」
同氏はこの日、そう総括した。
「ビットコインは7月初旬、新たな月足始値を下回る下ヒゲをつける可能性がある。しかし過去の値動きは、月が進むにつれて上方向へ拡大していく可能性を示している」

