
Yuga Labs、盗難危機の高額NFT68点を救出 BAYCやCryptoPunksも被害寸前
ユガ・ラボに関係する開発者らが、フローリング・プロトコルで発生したエクスプロイトから、68点のNFTを救い出した。危険にさらされていたのは、ボアード・エイプスやクリプトパンクスを含む有名コレクションのNFTだった。

ユガ・ラボに関係する開発者らが、フローリング・プロトコルで発生したエクスプロイトから、68点のNFTを救い出した。危険にさらされていたのは、ボアード・エイプスやクリプトパンクスを含む有名コレクションのNFTだった。
ユガ・ラボの最高経営責任者(CEO)マイケル・フィグ氏は月曜日、回収されたNFTは現在、同社の管理下にあり、解決策がまとまり次第、返還されると明らかにした。
ユガでブロックチェーン担当副社長を務める匿名の「0xQuit」氏によれば、今回の救出対象となったNFTの価値は50万ドル、日本円にして約8008万円を超えるという。

Source: Michael Figge
NFT市場はかつての熱狂から冷え込んだとはいえ、一部のコレクションはいまなお高いフロア価格を保っている。コインゲッコーによれば、クリプトパンクスのフロア価格は約32.7ETH、ドル換算で5万4612ドル、日本円で約875万円。一方、ボアード・エイプ・ヨット・クラブのNFTは約9.16ETHで取引されていた。
フローリング・プロトコルはすでに縮小局面にあった
今回の一件が直撃したのは、すでに消費者向けNFT事業の一部を畳み始めていたプロトコルだった。
フロア・プロトコルは2025年9月、同社のWeb3消費者向けサービスを終了モードに移行すると発表。FPv2トークン保有者に対し、2025年10月15日までにNFTを償還し、分割保有ポジションから退出するよう促していた。
元CEOのフリーランチキャピタル氏は、同プロトコルが流動性問題と組織変更に直面し、その結果、NFT部門の一部が管理不全の状態に置かれていたと説明している。
同氏によれば、ユーザーがポジションを解消できるよう、自ら流動性を提供し続け、自身のNFT資産の一部もプラットフォーム上に置いていたという。だが、その資産が今回のエクスプロイトで主要な標的になった。
フリーランチキャピタル氏は現在、運営チームの背後にある親会社グループと、プロトコルの管理権を取り戻すため協議していると述べている。
NFT市場、ピークからは遠く及ばず
NFT市場はピーク時から大きく落ち込んだ。それでもなお、市場全体には数十億ドル規模の価値が残っている。コインゲッコーのデータでは、NFT市場全体の時価総額は4月下旬から5月上旬にかけて約20億ドル、日本円で約3203億円まで上昇した後、月曜日までに約14億ドル、約2242億円まで後退した。

90-day NFT market capitalization chart. Source: CoinGecko
NFTプライス・フロアのデータによれば、クリプトパンクスとボアード・エイプ・ヨット・クラブは、時価総額ベースで依然として最大級のNFTコレクションであり続けている。
クリプトパンクスの時価総額は約33万9400ETH、ドル換算で約5億6000万ドル、日本円で約897億円。一方、BAYCは約9万590ETH、約1億5000万ドル、日本円で約240億円規模となっている。

