予測市場はオンチェーン上で最も活発なアプリケーションの一つとなっており、デジタル資産市場全体への参加が低調な中でも、個人投資家が活動の大半を占めている。
ビットゲット・ウォレットとポリマーケットの最新レポートによると、3月の月間取引高は257億ドルに達し、ユーザーの80%超が個人投資家に分類された。ここでの個人投資家とは、取引額が1万ドル未満のユーザーを指す。
この数値はデューン・アナリティクスのデータともおおむね一致している。デューによれば、3月の取引高は237億ドルであり、前年同期の19億ドルから大幅に増加した。
このレポートは、予測市場の利用行動にも変化が生じていると指摘する。単発の大型イベントに集中するのではなく、ユーザーはより頻繁にアクセスし、複数のカテゴリーで継続的に取引を行うようになっている。1ユーザーあたりの平均アクティブ日数は第1四半期で2.5日から9.9日へと約4倍に増加し、参加の深まりと継続性が示された。
分野別ではスポーツが最大で、四半期の取引高は101億ドルに達した。世界各地で継続的にイベントが開催されることが背景にある。政治関連市場も高い関心を集め、同期間で50億ドルの取引高を記録した。
こうした動向は、予測市場が単発的な賭けから、現実世界の動向を継続的に追跡する仕組みへと進化していることを示す。また仮想通貨ウォレットがユーザーの主要なアクセス手段として機能しつつある。

ポリマーケットはこの分野の主要プラットフォームの一つで、ポリゴン上で運営されており、仲介者なしで現実世界の結果に対するオンチェーン予測取引が可能だ。一方、カルシのようなプラットフォームは中央集権型の市場を採用している。
市場規模は年2400億ドル規模へ拡大予測
レポートで引用された業界予測によると、予測市場の年間取引高は今年2400億ドルに達する可能性があり、長期的には1兆ドル規模に拡大する見通しだ。
この成長は現実味を帯びてきている。予測市場は2024年の米大統領選以降、大きく拡大しており、ポリマーケットやカルシといった先行企業が恩恵を受けている。両社は大規模な資金調達を進めていると報じられている。
ポリマーケットに関しては、規制環境の変化、特に米商品先物取引委員会(CFTC)の受容姿勢の高まりを背景に、市場の健全性や透明性の強化に向けた取り組みを進めている。同プラットフォームは最近、インサイダー取引や市場操作のリスクに対応するため、ガバナンス体制を更新している。

