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Brayden Lindrea
執筆者:Brayden Lindreaスタッフライター
Felix Ng
校閲:Felix Ngスタッフ編集者

ブラックロック幹部、仮想通貨ETFの拡大に慎重姿勢 「奇抜な商品には踏み込まない」

ブラックロック幹部、仮想通貨ETFの拡大に慎重姿勢 「奇抜な商品には踏み込まない」
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ブラックロックのデジタル資産部門トップであるロバート・ミッチニック氏は、同社が提供する仮想通貨上場投資信託(ETF)の種類について過度に奇抜な商品には踏み込まない方針を示した。ブラックロックは木曜日、ステーキング報酬を付与するイーサリアムETFを立ち上げたばかりだ。

ミッチニック氏は金曜日、CNBCの番組「クリプトワールド」に出演し、他の資産運用会社が試している仮想通貨ETFの構造の中には一部の投資家にとって魅力的なものもあると認めた。その一方で、ブラックロックはより慎重なアプローチを取り続けると述べた。

「この分野によりエキゾチックな構造の商品が登場するかと言えば、間違いなくそうなるだろう」とミッチニック氏は語った。「その中には興味深いものもあり、投資家に支持されるものも出てくるだろう」

ただし「当社としては、この分野をどこまで拡大するかについて慎重に判断する姿勢を取る」と述べた。

CNBCに出演したミッチニック氏. Source: CNBC

ミッチニック氏によると、投資家の関心の大半はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に集中しているものの、「他の資産に対する関心の動きも一部で見られる」という。

「市場環境の変化や成熟度、流動性、規模、そしてユースケースの発展を見ながら評価を続けている。ただし、iSharesのETFとして組み入れる資産については非常に慎重に判断している」

ブラックロックは木曜日、iシェアーズ・ステークド・イーサリアム・トラスト(ETHB)を立ち上げた。ファーサイドのデータによると、初日の取引高は1550万ドルを超え、資金流入は4350万ドルとなった。

ETHBは、イーサリアムの価格上昇による利益の可能性に加え、イーサリアムのステーキング報酬による利回りを投資家が獲得できる仕組みとなっている。

ETHBはブラックロックにとって2つ目のイーサリアム関連商品であり、2024年7月に立ち上げられたiシェアーズ・イーサリアム・トラストETF(ETHA)に続くものとなる。ETHAはこれまでに約120億ドルの資金を集めている。

ビットコインのインカム型ETFも検討

ブラックロックはまた、ビットコイン・プレミアム・インカムETFの提供も検討している。この商品はビットコイン先物に対してカバードコールオプションを売却し、プレミアム収入を得ることで利回りを生み出す仕組みとなる。

ただし投資家への定期的な分配金を生み出す一方で、ビットコイン現物価格に連動するブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)への投資と比べると、価格上昇による利益の一部を放棄する形になる。

IBITについてミッチニック氏は、ブラックロックの主力ビットコイン商品に投資している投資家の多くが「長期保有を前提とした投資家」であると指摘した。ビットコイン市場の他の部分で強い売り圧力が見られる場面でも、この傾向は変わらなかったという。

「彼らは押し目を機会と捉えて買い増してきた」とミッチニック氏は述べた。IBITは2024年1月の立ち上げ以降、630億ドル以上の資金流入を記録している。

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