
ビットマインが2.8万ETHを追加購入 イーサリアム総供給量5%保有目標の97%に到達
ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは、企業として世界最大のイーサリアム保有企業だ。その同社が、再びイーサリアムの買い増しに動いた。目標は、イーサリアム総供給量の5%を握ること。今回の購入で、その達成は目前に迫っている。

ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは火曜日、先週だけで2万8086ETHを取得したと発表した。現在の評価額は約6950万ドル、日本円で約106億8000万円に相当する。
これにより、同社のイーサリアム保有量は合計593万ETHとなった。平均取得価格は1ETHあたり2495ドル、約38万3000円だ。
同社が報告した総資産は157億ドル、約2兆4115億円に達する。この中には、5億9300万ドル(約911億円)の有価証券、現金、その他の暗号資産、そして510万ETHのステーキング分が含まれる。ステーキングによる年間収益は、年率換算で3億3000万ドル、約507億円が見込まれている。
今回の買い増しを受け、ビットマインは「15カ月以内にイーサリアム総供給量の5%を取得する」という目標の97%を完了したと説明している。
トム・リー会長が率いる同社は、先週にも5万3501ETHを取得していた。これにより、保有量はイーサリアムの流通供給量1億2070万ETHの4.9%に相当する水準まで膨らんでいた。
ビットマインは現在、上場企業としては世界最大のイーサリアム・トレジャリー企業である。ただし、その拡大路線には痛みも伴っている。
ドロップスタブのデータによれば、同社はETH保有分で51億ドル、約7834億円の含み損を抱えている。イーサリアム価格は2026年初から16%下落しており、コインマーケットキャップによると、火曜日午後1時29分(UTC)時点で2469ドル、約37万9000円で取引されていた。
市場の視線は、株価にも向かっている。ニューヨーク証券取引所に上場する同社株BMNRは、火曜日の取引開始時点で2%超下落した。ヤフー・ファイナンスによれば、年初来の下落率は2桁台に広がる可能性がある。
イーサリアムの総供給量5%という野心的な目標に、ビットマインはほぼ手をかけた。だが、巨額のETHを抱えるその戦略は、価格下落局面ではそのまま巨額の含み損として跳ね返ってくる。買い増しの勢いと、膨らむ損失。その両方が、同社のトレジャリー戦略の危うさを物語っている。
