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Brayden LindreaライターFelix Ng監修編集者

ビットコイン、ついに「底打ち」目前か 損益指標はFTX崩壊以来の低水準、アナリストは「今買え」と警告

最新ニュース公開日2026年7月6日

ビットワイズの最高投資責任者であるマット・ホーガン氏は、相場の底は「これまでになく近い」と指摘した。一方、スワン・ビットコインのアナリストは、投資家に対し、後になって高値づかみするよりも、割安な今のうちに買うべきだとの見方を示した。

ビットコインの実現損益比率が、43カ月ぶりの低水準となるマイナス0.35まで低下した。これは市場全体が極端な含み損状態にあることを示す数字だが、過去には市場の底打ちと重なる場面もあった。ブロックチェーン分析プラットフォームのクリプトクアントが指摘した。

ビットコインの実現損益比率は、ビットコイン(BTC)の総供給量に対して、利益または損失が出ているBTCの純比率を測る指標である。この指標がここまで落ち込んだのは、FTXが衝撃的に破綻し、ビットコインが1万6000ドル(約258万円)を割り込んだ直後の2022年12月以来となる。

クリプトクアントは木曜日、「歴史的に、この指標は極めて高い精度でBTCの底値を示してきた」と述べた。2015年と2019年にも、ビットコインの実現損益比率はマイナス0.35を下回り、その後に価格上昇が続いたという

Change in Bitcoin’s P/L ratio since 2012. The data was taken when Bitcoin was trading at $59,000. Source: CryptoQuant

このデータは、市場心理をいくらか支える材料となるかもしれない。ビットコインは10月につけた12万6080ドル(約2030万円)の史上最高値から、直近で50%下落していた。その過程で市場心理は、たびたび過去最低水準に近いところまで落ち込んでいた。

ただ、この10日間で投資家心理は慎重ながらも改善している。ビットコインは6月25日に約2年ぶりの安値となる5万8190ドル(約937万円)まで沈んだが、その後は7%超反発している。

この急落について、多くのアナリストは、世界最大の企業ビットコイン保有者であるストラテジーを原因の一つに挙げた。同社の主要な永久優先株「ストレッチ(STRC)」が、額面100ドル(約1万6100円)を割り込み、75ドル(約1万2075円)を下回ったことで、配当モデルの持続可能性に疑念が広がったためだ。

木曜日、ビットワイズの最高投資責任者であるマット・ホーガン氏は、STRCをめぐる一件によって過剰なレバレッジが一掃され、市場は底打ちに一歩近づいた可能性が高いと述べた。

「市場が引き続き状況を整理していくなかで、私は底がこれまでになく近づいていると確信している。そして秋には、新たな強気相場に入るだろう」

「底」を待つな──アナリストが語る買い場の皮肉

スワン・ビットコインのアナリスト、アダム・リビングストン氏は、ビットコインが現在、実現価格をわずか16%上回る水準で取引されていると指摘した。実現価格とは、ネットワーク全体のオンチェーン上の平均取得価格、いわば市場参加者全体の原価である。

この水準は、過去にはその後の強いリターンと重なってきた。6カ月後には41%、12カ月後には81%の上昇につながった例があるという。

リビングストン氏は、今ビットコインを買うことは「気分の悪い」行為だと認めている。だが、まさにそれこそが、ビットコインが割安で取引されている理由だと主張する。

「『底』を待つというのは、すばらしい計画だ。ただし、一つだけ欠陥がある。底は、自分から底だとは名乗らない」

同氏は、天井で高値づかみするよりも、今買うべきだと投資家に勧めている。

市場が最も暗く見える時ほど、指標は淡々と別の景色を映し出す。ビットコインが本当に底を打ったのか、それとももう一段の下落が待つのか。少なくとも、過去のデータは「総悲観の先」に相場の転機が潜んでいたことを示している。

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