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CointelegraphライターFelix Ng監修編集者

アマゾン警告でアンソロピックAI停止 米政権が海外アクセスを遮断

最新ニュース公開日2026年6月15日

アマゾンCEOアンディ・ジャシー氏や他のテック企業からの警告を受け、トランプ政権は金曜日、アンソロピックのAIモデル「フェイブル5」と「ミソス5」への海外からのアクセスを停止した。

トランプ政権が、アンソロピックの最強クラスAIモデルへの海外からのアクセスを遮断した。その判断の引き金となったのは、アマゾンCEOアンディ・ジャシー氏からの一本の電話だったという。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば、アマゾンの研究者らは、アンソロピックの「フェイブル5」に対して、サイバー攻撃に悪用されかねない情報を引き出すプロンプト手法を発見。これを受け、ジャシー氏は木曜日、米政府高官らに連絡を取った。

この電話に加え、少なくとも他の5社からも警告が寄せられたことで、ホワイトハウス内はにわかに慌ただしくなった。脅威の度合いを見極めると同時に、アンソロピックCEOダリオ・アモデイ氏への接触が進められた。だが同氏は、政権側の懸念や、モデルを自主的に取り下げるよう求める要請に反発したとされる

「これを受けて、政権は輸出管理措置を発動した。政権としても、これは本意ではなかった」

土曜日、米大統領科学技術諮問委員会の共同議長を務めるデビッド・サックス氏はそう語った。

「アンソロピックが、合理的な安全対策の要請――つまりジェイルブレイク問題の修正――に協力しようとしなかったことには、非常に驚いている」

Source: David Sacks

今回の一件は、金曜夜に米政府がアンソロピックに対し、新モデルを一般公開から引き揚げるよう迫った背景を浮き彫りにした。アンソロピックの「クロード」は、月間アクティブユーザー数が約1万8900人に上ると推定されている。

一方、アンソロピックは金曜日のブログ投稿で、米政府の指令は「非汎用的なジェイルブレイク」がもたらす脅威についての誤解に基づくものだとの見解を示した。この指摘は、匿名の報告書に由来するものだという。

アマゾンは、アンソロピックのモデルをめぐって米政府当局者と協議したかどうかについて、明言を避けた。

同社の広報担当者はこう述べている。

「多数の民間および公共部門の顧客にサービスを提供する主要クラウド事業者として、政府が潜在的なセキュリティリスクについて当社に助言を求めることは珍しくありません。そうした協議が行われた場合でも、その詳細を共有することはありません」

アンソロピックは現在、ユーザーへのアクセス復旧に向けて取り組んでいるという。

サックス氏は、政権側の希望についてこう説明した。

「政権が今望んでいるのはアンソロピックが安全上の問題を是正することだ」

それが実現すれば、輸出管理措置は解除され、フェイブルは再び一般公開されることになる。

「政権は、これらすべてが可能な限り早く進むことを望んでいる」

アンソロピック締め出しでAIトークンが急騰

今回の騒動は、米政府が命令ひとつで米国発のAIモデルへのアクセスを即座に遮断できることを示した格好だ。その結果、金曜から土曜にかけて、分散型AI関連トークンが一斉に買われた。

分散型AIプロトコル「ビットテンソル」のネイティブトークンは、過去24時間で23.9%急騰した。ビットテンソルは、利用者がAIモデルを構築し、収益化できる仕組みを提供するプロトコルで、一部では「AIのビットコイン」とも呼ばれている。

また、エリック・ヴォーヒーズ氏が創設した、分散型かつ検閲耐性を掲げるAIプラットフォーム「ヴェニスAI」を支えるネイティブ・ユーティリティ兼プライバシーコイン「ヴェニス・トークン(VVV)」は16%上昇した。

さらに、分散型AIエージェント経済を支えるインフラ構築を進めるブロックチェーンプロジェクト「ニア・プロトコル」も、6.2%値上がりした。

Source: Erik Voorhees

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