
ビットコイン、ついに底打ちか ボリンジャーバンド考案者が見る「W字反転」のサイン
BTCの反発を受け、ジョン・ボリンジャー氏は、反転パターンが完成すれば、ビットコインの価格上昇が下落トレンド全体を「打ち破る」可能性があると示唆した。

ビットコイン(BTC)は、弱気相場の終わりを告げるかもしれない「完璧にフラクタルな」反転パターンを完成させつつある。そう見ているのは、よく知られたテクニカル分析の専門家だ。
ジョン・ボリンジャー氏、BTC価格の「W字型」反転に言及 弱気派を打ち破るか
ボリンジャーバンドというボラティリティ指標の生みの親であるジョン・ボリンジャー氏は金曜日、Xへの投稿で、BTC/USDに「W字型」のダブルボトムが形成されつつあると指摘した。
「BTCでは、これまで強気パターンが次々と崩れてきた。これは下落トレンドの力強さを物語っている」
ボリンジャー氏はそう述べたうえで、こう問いかけた。
「この“W”こそが、トレンドを破るものになるのだろうか」
「W字型」反転とは、2つの安値をつけ、その間にいったん反発が拒まれる形を挟むパターンを指す。その後、価格がその反発局面の上値を突破すれば、新たな上昇トレンドの形成につながる可能性がある。
ボリンジャー氏は、日足チャート上で現在の形がボリンジャーバンドの下限にきれいに沿っていることを示すチャートも投稿した。
「注目すべきは、これが完全にフラクタルである点だ。底値部分には小さな“w”があり、頂点部分には小さな“m”がある」
同氏はそう付け加え、週足チャート上にも「W」が確認できると指摘した。

BTC/USD one-day chart with Bollinger Bands. Source: John Bollinger/X
ボリンジャー氏は以前からBTCに強気の姿勢を示してきた。5月上旬には、自身のビットコイン投資ビークルを通じて、新たなロングポジションを取ったことを明らかにしている。
コインテレグラフが報じてきたように、複数の価格指標は、前回の弱気相場だった2022年以来見られなかったシグナルを点灯させ始めている。もっとも、市場参加者の多くは、次のマクロ的な底打ちはまだ先で、第3四半期以降になるとの見方を崩していない。
ビットコインETFに資金流入 大量供給の「吸収」も進む
オンチェーン分析プラットフォーム「クリプトクアント」のコントリビューターであるアナリスト、アクセル・アドラー・ジュニア氏は、機関投資家の買い意欲が再び顔を出し始めている点の重要性を強調した。
金曜日、米国の現物ビットコインETFは10日ぶりに純流入を記録した。
「ビットコインは弱気サイクルの終盤にある。しかしETF部門は、初めて圧力が和らぎつつあることを示した」
同氏はXでこう総括した。

US spot Bitcoin ETF netflows. Source: Axel Adler Jr./X
トレーダーのダーン・クリプト・トレーズ氏は、2億2000万ドル(約357億6000万円)の資金流入について「巨大というほどではない」としながらも、今後のBTC価格の下支えには影響を及ぼし得ると認めた。
「多くの資金流出があったにもかかわらず、価格がこの6万ドル前後(約975万円)の水準を維持している点にも注目すべきだ。来週にかけてさらに反発するなら、これは大きな意味を持つ。つまり、それだけ多くの売り圧力が吸収されていたということになるからだ」
弱気派が支配してきた相場に、ようやくヒビが入り始めたのか。それとも、またしても強気派の希望は打ち砕かれるのか。ボリンジャー氏が見つめる「W」の行方に、市場の視線が集まっている。

