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William SubergライターRay Salmond監修編集者

ビットコイン急騰、6万2000ドル突破 米雇用統計の悪化で「利上げ終了」期待が再燃

マーケット公開日2026年7月6日

ビットコインは「グリーンな7月」2日目に日次上昇率を約4%まで拡大した。米労働市場の弱さを示す指標が、FRBによるインフレ抑制策の緩和観測を支えた格好だ。

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ビットコイン(BTC)は木曜日のウォール街取引開始時に6万2000ドル(約1004万円)を突破した。米雇用統計の弱さを受け、暗号資産市場が買いで反応した格好だ。

ポイントは三つある。

米非農業部門雇用者数は6月の雇用増加が市場予想を下回り、暗号資産市場に追い風となった。

投資家はインフレ見通しの緩和を意識し、ビットコイン価格への楽観論も強まっている。

暗号資産市場は、予想されていた「グリーンな7月」の幕開けとして、約5億ドル(約810億円)近いショートポジションを清算した。

米労働市場は「不安定」 ビットコインは上昇

トレーディングビューのデータによれば、ビットスタンプ上のBTC/USDは7月の新高値となる6万2137ドル(約1007万円)をつけ、日中で約4%上昇した。

BTC/USD four-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView

米労働統計局(BLS)が発表した最新の非農業部門雇用者数は、6月の雇用増加が5万7000人にとどまった。市場予想の11万4000人を大きく下回った形だ。

公式発表では、「失業率は4.2%、失業者数は710万人で、6月はほとんど変化がなかった」とされた

US unemployment data. Source: BLS

雇用統計は、米労働市場の弱さを映し出した。これがFRBによる金融政策の緩和につながるなら、ビットコインを含むリスク資産には追い風となり得る。

マーケット分析アカウントのコベイシ・レターはXで、「5月の雇用者数も4万3000人下方修正された」と指摘した

「労働市場はなお不安定な状況にある」

ビットコインとアルトコインが上昇するなか、暗号資産トレーダー兼アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏も、中期的な相場見通しをより楽観的な方向へ修正した一人だ。

同氏はXのフォロワーに向けて、こう述べた

「インフレ期待は低下した。いまや失業率も下がっている。ほぼ1年ぶりの低水準だ。これは市場の方向性を示す、強く、かつ公的なシグナルである」

さらに同氏は、「ビットコインがここから6万5000ドル(約1053万円)を明確に突破できれば、ビットコインで再び下落が起きるとは思わない」と語った。

「買い手が戻ってきた」 強気派の存在感

市場参加者の間では、ビットコイン強気派の新たな力強さに注目する声も出ている。

相場解説者のエグジットポンプは、取引所の注文板データについてこう報告した

「バイナンスの無期限先物の注文板で、大口の売り注文を価格が突き抜けているのは、実際には強さのサインだ。加えて、積極的な買い手を支える追随買いも入っている」

同氏は続けて、こう言い切った。

「買い手は戻ってきた。しかも強い」

BTC/USDT chart with order-book liquidity data. Source: Exitpump/X

Data from put 24-hour crypto short liquidations at nearly $450 million at the time of writing. 

コイングラスのデータによれば、執筆時点で過去24時間の暗号資産ショート清算額は約4億5000万ドル(約729億円)に達していた

BTC/USD vs. cryptocurrency liquidations (screenshot). Source: CoinGlass

トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタルは、こう投稿した。

「グリーンな7月へようこそ」

コインテレグラフが報じたように、レクト・キャピタルは、8月に弱気相場の勢いが再開する前に、7月にビットコインのリリーフラリーが起きると予想している。

同氏が添えたチャートでは、21カ月指数移動平均線(EMA)と50カ月EMAが示され、2022年の弱気相場との比較がなされていた。そこから読み取れるのは、サイクルの安値はまだこれから来る可能性がある、という含意である。

レクト・キャピタルは別のX投稿で、こう付け加えた

「そして、このリリーフラリーでビットコインが50カ月EMAを新たなレジスタンスに変えた場合、時間の経過とともに追加的な弱気加速局面に入る可能性が高い」

足元では、米雇用統計の悪化が皮肉にもビットコインに追い風となった。市場は、労働市場の減速がFRBの引き締め姿勢を和らげると読む。だが、その買いが本物の強気転換なのか、それとも弱気相場の中の一時的な戻りにすぎないのか。7月相場の答え合わせは、まだ始まったばかりだ。

BTC/USD one-month chart with 21, 50EMA. Source: Rekt Capital/X

この記事はCointelegraphの編集方針に従って作成されており、情報提供のみを目的としています。投資アドバイスや推奨を構成するものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴います。読者は独自に調査を行うことを推奨します。

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