
ビットコイン"古参クジラ"がついに売却をやめた! 4年ぶりの異常事態、その裏で一体何が起きているのか
2024年から2025年にかけて、莫大な含み益を抱えたまま「売り浴びせ」を続けてきたビットコインの古参保有者、通称"OG"たち。その彼らが、ついにピタリと動きを止めた——。米投資会社ギャラクシーの最新オンチェーン・データが突きつける、衝撃の実態とは。

眠っていた大金が、再び目を覚ます時。それは決まって"嵐"の前触れだった。
ところが、である。その「眠れる資金」の動きが、いま4年ぶりの低水準まで急ブレーキをかけているという。ギャラクシーの全社リサーチ責任者を務めるアレックス・ソーン氏が公開したデータで明らかになった。長期間まったく動かなかったビットコイン(BTC)が再び動き出す——いわゆる「休眠コインの移動」が、第2四半期に2022年第7~9月期以来の最低水準にまで沈み込んだのだ。
古いコインほど重く評価する指標「コインデイズ・デストロイド」も、同様の落ち込みを見せた。つまり、長年ビットコインを塩漬けにしてきた大口たちが、ぱったりと売らなくなった、というわけである。
「かつての急増は"OG(古参保有者)"たちの利益確定によるものだった」とソーン氏は指摘する。それは2017年のビットコイン・バブル相場で見られた光景と、瓜二つだったという。2024年から2025年にかけて彼らは大量の売却を続けてきたが、ここへ来てその手をようやく止めた——そう読み取れるのだ。
そもそも「休眠コインの移動」とは、長期間ピクリとも動かなかったビットコインが、再び使われる(=売られる)動きを追う指標である。アナリストたちがこの数字に神経を尖らせるのには理由がある。長期保有者が動き出すタイミングは、歴史的に見て利益確定と売り圧力の高まりと重なってきた。逆に動きが鈍いということは、彼らが「売らずに抱え込んでいる」サインとも読める、というわけだ。
ちなみに執筆時点でビットコインは1枚あたり約6万4500ドル(=約1057万円/1ドル=約164円換算)。この水準で古参が売りを控えているという事実を、市場はどう受け止めるのか——。

