
ビットコイン反発に必要な“最後の条件”とは 大口投資家はすでに動き始めた
ビットコインの大口投資家、いわゆる「クジラ」は、ハイパーリキッドとビットフィネックスで、すでにBTC価格の上昇トレンド入りを示唆している。だが、ビットコイン市場が本格的に息を吹き返すには、もう一つ必要なものがある。

ビットコイン(BTC)は、次の価格「反騰」を呼び込むための3つの重要条件のうち、すでに2つを満たした――。そんな新たな分析が出てきた。
ポイントはこうだ。
ビットコインの大口投資家、いわゆる「クジラ」は、ハイパーリキッドとビットフィネックスで、すでにBTC価格の上昇トレンド入りを示唆している。
だが、ビットコイン市場が本格的に息を吹き返すには、もう一つ必要なものがある。コインベース・プレミアムとキムチ・プレミアムという形で、米国と韓国の需要が戻ってくることだ。
さらに、弱気相場の底打ちに必要とされる別の条件も、形成されつつある。
ビットコイン復活のカギは「米国」と「韓国」の買い需要
BTC/USDが4カ月ぶりの安値圏に沈むなかでも、ビットコインのクジラたちは、価格回復の土台を静かに築き始めている。
トレーダーのCW氏は金曜日、Xへの投稿で、ハイパーリキッドとビットフィネックスの双方におけるビットコインの大口投資家の動きが、市場反発のシグナルを示していると指摘した。

BTC/USD long positions on Bitfinex. Source: CW/X
CW氏によれば、ハイパーリキッドのクジラたちは市場に対して「強気姿勢」を取り始めている。一方、ビットフィネックスではロングポジションが減少しているという。
一見すると弱気に見えるこの動きだが、実は違う。ビットフィネックスのロング減少は、次に上昇トレンドが訪れる際によく見られる、古典的なサインなのだ。
「残っているのは、キムチ・プレミアムとコインベース・プレミアムがプラスに転じることだ」
CW氏はそうコメントした。
コインベース・プレミアムとは、コインベースとバイナンスにおけるBTC/USDTペアの価格差を示す指標だ。2026年に入ってから、この指標はおおむねマイナス圏で推移している。

Bitcoin Coinbase Premium Index. Source: CryptoQuant
プレミアムがマイナスということは、米国の買い需要が弱いことを意味する。一方、キムチ・プレミアムは韓国の暗号資産取引所における需要を測る指標である。
つまり、米国と韓国という二つの重要市場で買い需要が戻れば、ビットコインは持続的な上昇トレンドに再び入る可能性が高まる。
CW氏は、キムチ・プレミアムについては、週初と比べてすでに「大きく低下した」とも認めている。
ビットコインは「底打ち」の最初の段階に入った
コインテレグラフが報じているように、市場全体の見方としては、BTC/USDが次にマクロな底打ち局面へ入るとのコンセンサスが広がっている。
今週、BTC/USDは弱気相場における重要なトレンドラインに接触した。200週単純移動平均線、いわゆる200週SMAである。
これは、ビットコインが底を形成するうえで欠かせない材料の一つとされる。
トレーダーでアナリストのレクト・キャピタル氏は金曜日、Xのフォロワーに向けてこう強調した。
「ビットコインは、200週SMAを下回る乖離を始めたばかりだ」
「この意味は大きい。過去の弱気相場の底打ち形成は、こうした乖離をきっかけに始まってきたからだ」

BTC/USD one-week chart with 200SMA. Source: Rekt Capital/X
その前には、トレーダーのリヴァイアサン氏も、現在のBTC価格の動きについて「2022年の弱気相場をほぼ完璧になぞっている」と表現していた。
市場はまだ、完全に強気へ転じたわけではない。だが、クジラは動き始め、底打ちの条件もそろいつつある。残る焦点は、米国と韓国の投資家が再びビットコインを買いに戻ってくるかどうかだ。

