
ビットコイン8月「8万ドル(約1,176万円)」到達か アナリストが断言、“次に超えるべき価格”を徹底解説
ビットコインは重要サポートを維持し、8月に8万ドル(約1,176万円)まで上昇する可能性がある――。著名アナリストが強気シナリオを提示した。一方で、出来高の低さを警戒する声も根強い。市場参加者が注目するサポート・レジスタンスや、米インフレ指標・FRB会合が与える影響を整理する。

ビットコイン(BTC)は8月にも8万ドル(約1,176万円、1ドル=147円換算)へ到達する可能性がある――。市場では、短期的な上昇シナリオを示す分析が相次いでいる。もっとも、足元の上昇には慎重な見方もあり、投資家は重要な価格帯と今後発表される米国の経済指標に注目している。
アナリスト「まずは6万8,000ドルが最初の関門」
暗号資産アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏はX(旧Twitter)への投稿で、ビットコインが6万1,000ドル(約897万円)の重要サポートラインを維持していると指摘した。
同氏は、移動平均線(MA)がサポートとして機能し始めていることから、相場の勢いはさらに強まるとの見方を示している。
「今後1〜2週間で6万8,000ドル(約1,000万円)まで上昇し、その後は8月にかけて7万5,000〜8万ドル(約1,103万〜1,176万円)へ向かう展開を予想している」
という。

BTC/USDT one-day chart. Source: Michaël van de Poppe/X
6万7,000ドル付近に“大口投資家の壁”
オンチェーン分析サービス「コイングラス」によると、大口投資家(クジラ)の注文は6万7,000ドル(約985万円)以上に集中しており、この価格帯が当面の大きなレジスタンスになる可能性がある。
一方、下値では6万3,500〜6万3,800ドル(約933万〜938万円)付近に厚い買い注文が確認されており、ここが重要なサポート帯として意識されている。

BTC/USDT 15-minute chart with whale orders. Source: CoinGlass
「この上昇を信用するのは危険」と警戒する声も
市場全体が強気一色というわけではない。
市場関係者のExitpump氏は、現物市場の出来高が伸びていない点を問題視している。
同氏は、
「この上昇に興奮すべきではない。価格帯を一時的に上抜けただけの“だまし上げ”で終わる可能性も十分ある」
と警告した。

BTC/USDT perpetual contract one-hour chart. Source: Exitpump/X
また、アナリストのレクト・キャピタル氏も、ビットコインが過去の弱気相場と同様の値動きを繰り返すのであれば、7月の強さは8月に失速する可能性があると分析している。
市場のカギは米インフレ指標とFRB
シンガポールの暗号資産取引会社QCPキャピタルは、相場が本格的に動き出すには「マクロ経済のきっかけ」が必要だと分析する。
今後は、米国のインフレ指標(CPIなど)の発表や、月末に予定される米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利決定会合が市場の焦点となる。
実際、直近の米インフレ指標は市場予想を下回り、ビットコインは6万5,000ドル(約956万円)付近まで持ち直した。
QCPキャピタルは、
「今週発表されるマクロ経済指標や企業決算が市場の強気シナリオを裏付ければ、改善したリスク選好が暗号資産市場にも波及する可能性がある」
と指摘する。
その一方で、
「暗号資産市場は、長期的には追い風となる材料があるものの、投資家が本格的な確信を持てる状況にはまだ至っていない」
との見方も示している。

