
ビットコイン、7万8000ドル割れ 中東緊迫で原油急騰、78000ドル台維持が焦点に
中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が急騰し、米国株とともにビットコインも下落した。市場では、7万8300ドル(約1203万円)を維持できるかが、今後の相場を左右する重要な節目として注目されている。

ビットコイン(BTC)は火曜日の米ウォール街取引開始後、7万8000ドル(約1199万円)を一時下回った。中東情勢を巡る緊張が再燃し、リスク資産全般に売り圧力が広がったためだ。
ポイントは3つある。
ビットコインは一時7万8000ドルを割り込み、9月3日以来の安値をつけた。米国株の下落が重しとなった。
WTI原油は、中東での軍事攻撃再燃を受け、1バレル=95ドル(約1万4600円)近辺まで上昇。3カ月ぶりの高値をつけた。
一部分析では、ビットコインが7万8300ドル(約1203万円)を維持できなければ、5月の急落局面の再現となる恐れがあると警告されている。
中東緊迫で原油急騰、ビットコインと株式に売り
トレーディングビューのデータによれば、BTC/USDは一時7万7600ドル(約1193万円)まで下落した。その後は小幅に反発したものの、9月3日以来の安値水準となった。

BTC/USD one-hour chart. Source: Cointelegraph/TradingView
フーシ派によるサウジアラビアの都市部および石油インフラへの攻撃が伝わり、レイバー・デー休暇明け最初の取引となった米国市場では、株式が売られた。
執筆時点で、S&P500は0.5%安、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.4%安となっている。

S&P 500 one-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView
より大きく反応したのは原油市場だった。WTI原油は1バレル=95ドル(約1万4600円)に迫り、6月8日以来の高値を記録した。ブレント原油も、7月24日以来となる100ドル(約1万5370円)の大台を視野に入れている。

CFDs on US WTI crude oil one-day chart. Source: Cointelegraph/TradingView
米国のディーゼル価格が過去最高水準まで上昇していることについて、マーケット分析アカウントのコベイシ・レターは、「その結果としてインフレ期待は高まり続けている」と指摘した。
コインテレグラフが報じたように、この傾向は消費者物価指数(CPI)にも色濃く表れている。CPIはインフレ動向を測る重要指標であり、金曜日に再び発表される予定だ。
ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、トゥルース・ソーシャルへの投稿で原油価格の上昇を軽視し、今後は価格が下がると強調した。
「イランとの戦争に勝てば、原油価格は急落する。ほかのすべてと同じように下がるが、原油はもっと下がる。ガソリンは1ガロン3ドル(約461円)、最終的には2ドル(約307円)を下回る」
トランプ氏はそう投稿した。
BTCは5月の失敗パターンをなぞるのか
足元のビットコイン相場について、トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタルは慎重な見方を示している。引き合いに出したのは、5月に起きたビットコインのブレイクアウト失敗だ。
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当時、BTC/USDは8万2800ドル(約1273万円)まで上昇したが、その後反落。7万8300ドル付近で持ち合ったのち、最終的には5万7000ドル(約876万円)近辺まで下落し、マクロの新安値をつけた。
レクト・キャピタルはXへの投稿で、「7万8300ドル付近の再テストが現在進行している」と述べた。

BTC/USD one-week chart. Source: Rekt Capital on X.com
仮に現在の価格帯をサポートとして維持できなければ、BTC/USDは2025年10月から続く一連の流れの中で、再び切り下がる高値を確定させることになる。そうなれば、2026年の弱気相場がなお継続しているとの見方を強めるだろう。
レクト・キャピタルは別のXでの分析で、こう警告している。
「最終的には、週足終値が7万8300ドルを下回り、その後5月初旬と同じように弱気の再テストが起きれば、下抜けが確認される可能性が高い」

