
ビットコインETF、9日連続の資金流入がストップ BTCは1248万円割れ、資金はイーサリアム・XRP・ソラナへ
米国上場のスポット・ビットコインETFから約323億円が流出した。一方で、イーサリアムETFやXRP ETFには資金流入が続き、ソラナETFも存在感を強めている。

米国上場のスポット・ビットコイン上場投資信託(ETF)で、9営業日続いた資金流入にブレーキがかかった。ビットコイン価格が7万8000ドル(約1249万円)を割り込むなか、ビットコインETFから資金が逃げた一方で、一部のアルトコインETFにはなお資金が流れ込んでいる。
SoSoValueのデータによれば、ビットコインETFは金曜日、2億180万ドル(約323億円)の純流出を記録した。これにより、9営業日連続で続いていた純流入の流れは止まった。
もっとも、この9営業日のあいだには30億ドル超(約4803億円)の資金が流入していた。8月全体で見ても、米国市場の取引日を1日残した時点で、純流入額は33億ドル(約5283億円)とプラスを維持している。ただし総純資産は、木曜日に1000億ドル(約16兆100億円)を上回ったあと、976億ドル(約15兆6258億円)まで減少した。

Daily flows into US spot Bitcoin ETFs since Aug. 14, in USD. Source: SoSoValue
ビットコインETFからの資金流出は、イーサリアムやXRP関連ファンドへの資金流入継続とは対照的だ。さらにソラナETFでは、資産規模の面でも新たな節目が見え始めている。
ARK 21シェアーズがビットコインETF流出を主導
金曜日の資金流出で最も目立ったのは、ARK 21シェアーズ・ビットコインETF(ARKB)だった。
Farside Investorsのデータによると、ARKBは1億1490万ドル(約184億円)の純流出を記録した。続いて、ビットワイズ・ビットコインETF(BITB)から4970万ドル(約80億円)が流出した。
米国最大のスポット・ビットコインETFであるブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)も例外ではなかった。IBITからは3340万ドル(約53億円)が流出している。

US spot Bitcoin ETF flows on Friday. Source: Farside Investors
一方で、金曜日に資金流入を記録したのは、モルガン・スタンレーのビットコイン・トラスト(MSBT)のみだった。同ファンドには930万ドル(約15億円)が流入した。
イーサリアムとXRPのETFは逆行高
ビットコインETFが資金流出に転じるなか、イーサリアムETFとXRP ETFはむしろ資金流入を続けた。
SoSoValueのデータによれば、金曜日のイーサリアムETFへの純流入額は1億220万ドル(約164億円)。また、XRP ETFにも2620万ドル(約42億円)が流入した。
イーサリアムETFが最後に純流出を記録したのは8月11日、XRP ETFは8月5日だった。つまり、ビットコインが足踏みする間にも、投資家の視線は一部のアルトコイン商品へと向かい続けている。
ソラナETFも勢いを保っている。ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は金曜日、ソラナETFカテゴリーへの累計資金流入額が17億ドル(約2722億円)に達したと指摘した。しかも、継続的な資金流出局面をほとんど経験していないという。
さらに同氏によれば、ビットワイズのソラナETFは、このカテゴリーで初めて10億ドル(約1601億円)の大台を突破した。
バルチュナス氏は、年初前半の「悪夢のような下落局面」を踏まえれば、このソラナETFの成績は「印象的」だと評価している。
