
ビットコインでまた清算地獄 アンドリュー・テイト氏、ハイパーリキッドで口座残高が一夜にしてほぼ消滅
アンドリュー・テイト氏に関連するとされるハイパーリキッドのウォレットでは、WLFIをめぐる度重なる暗号資産ポジションの清算を経て、永久先物取引の累計損失が80万3800ドル(約1億2941万円)超に達している。

オンライン教育コース「ザ・リアル・ワールド」を展開するアンドリュー・テイト氏が、ビットコイン(BTC)への強気・弱気の賭けで、わずか1日ほどの間に10万ドル近い資金を吹き飛ばした。
今回の取引で、テイト氏のウォレット残高は10万ドル(約1610万円)から、わずか1万4000ドル(約225万円)まで急減した。ソーシャルメディア上で強い影響力を持つ同氏だが、分散型取引所ハイパーリキッドでの累計損失は、すでに約80万4000ドル(約1億2944万円)に達している。
テイト氏のウォレット残高、わずか1万4000ドルに
データ分析サービス「ハイパーダッシュ」によれば、アンドリュー・テイト氏に関連するとされるハイパーリキッドのウォレットは水曜日、57.36BTCのロングポジションを建てた。エントリー価格は6万6000ドル(約1063万円)付近だった。
この取引の規模は約379万ドル(約6億1020万円)にのぼる。一方で、担保として差し入れられていたのは約10万ドル(約1610万円)相当のUSDCにすぎない。つまり、レバレッジはおよそ40倍。相場が少し逆に動けば、一気に資金が削られる危うい勝負だった。
木曜日になると、ビットコイン価格は6万4000ドル台半ばへと下落。ポジションは徐々に巻き戻され、最終的にこのロング取引だけで累計約6万8600ドル(約1104万円)の確定損失を出した。

Andrew Tate's filled order history. Source: HyperDash
だが、ここで終わらないのがテイト氏である。
同ウォレットはその後、方向を反転。今度は14.33BTC、約100万ドル(約1億6100万円)規模のショートポジションを6万4817ドル(約1044万円)で建てた。ところが、ビットコインは反発。このショートもまた逆を突かれ、5回にわたって清算された。

BTC/USD daily chart. Source: TradingView
6月18日までに、口座残高は約1万4000ドルまで減少。最初に入れていた資金のほぼ全額を失った格好だ。
ハイパーリキッドでの累計損失は約80万4000ドルに
もっとも、テイト氏のハイパーリキッドでの苦戦は、今回に始まった話ではない。
2025年11月には、40倍レバレッジをかけたビットコインのロングポジションが清算され、23万5000ドル(約3784万円)を失っている。さらに11月18日には、9万ドル〜9万5000ドル付近で建てていた複数のロングポジションも吹き飛び、口座残高はほぼゼロに近づいた。
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別のケースでは、ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)のポジションでも約6万7500ドル(約1087万円)を失っている。2025年9月、トークンのロック解除を控えたタイミングで価格が急落したことが原因だった。しかも同氏はその直後、ほぼ同じ取引に再び入り、またも損失を出した。

Screenshot of Tate's WLFI positions from 2025. Source: HyperDash/Lookonchain
金曜日時点で、テイト氏の永久先物取引における通算損益は、マイナス80万3800ドル(約1億2941万円)となっている。2025年初めから続くドローダウンは、今回の6月の連続清算によってさらに深まった。

Tate's profit-and-loss from all perp trades. Source: HyperDash
今回の一連の取引は、レバレッジ取引の怖さを改めて浮き彫りにしている。原資産であるビットコインが数%動いただけでも、40倍のレバレッジをかけた口座では、資金が一瞬で消える。相場が荒れる局面では、勝負師の胆力よりも、リスク管理の不在の方がはるかに雄弁に結果を語る。

