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Yashu GolaライターAllen Scott監修編集者

ビットコインは2026年10月に14万5000ドル?4chan予言が怪しい3つの理由

マーケット公開日2026年6月20日

SNSで拡散する4chan発のビットコイン予言は、過去のBTC価格を言い当てたようにも見える。だが、後から編集された疑いのある目標価格や、供給量をめぐる不可能な主張が、14万5000ドル(約2,328万円)到達説の信ぴょう性を揺るがしている。

SNS上で、あるビットコイン予言が再び注目を集めている。

その投稿は、2019年から2024年にかけてのビットコイン価格をいくつも的中させたとされるものだ。そして最後に残された予言が、2026年10月までにビットコインが14万5000ドル、つまり約2,329万円に達するというものだ。

一見すると、いかにも「未来を見通した人物」の投稿に見える。だが、よく見れば見るほど、この“神予言”には不審な点が浮かび上がってくる。

ビットコイン14万5000ドル予測には、まだ証明が必要だ

暗号資産アカウントのコルレオーネが共有したスクリーンショットには、2018年12月20日付の匿名掲示板「4chan」風の投稿が写っている

Bitcoin price prediction screenshot. Source: X/Corleone

そこには、あるグループが「総供給量の約90%を保有している」と記され、さらに2019年10月、2021年2月、2021年7月、2021年11月、2022年4月、2022年11月、2024年3月、2024年7月、2024年9月、そして2026年10月のビットコイン価格目標が並べられている。

ぱっと見れば、その予測は異様なほど正確に見える。コルレオーネもこれを「クレイジーなほど正確」と評した。実際、ビットコインは2021年11月に6万7000ドル前後、約1,076万円まで上昇し、2022年11月の弱気相場の底では1万6000ドル前後、約257万円まで下落していた。

しかし、このスクリーンショットを本物として扱うには、いくつもの問題がある。

元投稿を公に検証できない

最大の問題は、出どころだ。

このスクリーンショットには、検証可能なアーカイブリンクも、トリップコードも、同じ4chanユーザーだと確認できる識別情報も示されていない。

これは重要である。なぜなら、4chanの投稿は基本的に匿名だからだ。「アノニマス」は、ひとりの人物でも、ひとつのアカウントでもない。アーカイブされた元投稿がなければ、その人物が事前に本当に予測していたのかを証明する信頼できる方法はない。

2024年7月にバイナンス・スクエアへ投稿されたものには、同じく「われわれは総供給量の約90%を保有している」という文言が使われ、多くの価格目標も一致していた。だが、その投稿では2024年9月のビットコイン価格が10万5400ドル、約1,692万円とされていた。

Bitcoin price prediction screenshot. Source: Binance Square


一方、今回新たに拡散しているスクリーンショットでは、2024年9月の価格は7万4000ドル、約1,188万円に変更され、さらに2026年10月の14万5000ドルという目標が追加されている。

この食い違いは、かなり大きな赤信号だ。

つまり、この画像や予測リストは、ビットコインの実際の値動きに合わせる形で、後から編集された可能性があるということだ。

時価総額の主張も計算が合わない

スクリーンショットには、この予測が実現すれば時価総額は5兆7000億ドル、約915兆円になり、ビットコインの市場支配率は40〜47%になるとも書かれている。

だが、この5兆7000億ドルという数字がビットコイン単体の時価総額を指すなら、計算は合わない。

ビットコイン価格が1BTCあたり14万5000ドルで、流通量を約2000万BTCとすれば、時価総額は約2兆9000億ドル、約466兆円になる。

ビットコインの最大供給量である2100万BTCを使って計算しても、時価総額は約3兆500億ドル、約490兆円にとどまる。

もし投稿が暗号資産市場全体の時価総額を指しているのだとしても、文言は曖昧であり、予測そのものの信ぴょう性を証明する材料にはならない。

「BTC供給量の90%を保有」も根拠なし

スクリーンショットには、こうも書かれている。

「われわれは現在、総供給量の約90%を保有している」

だが、ビットコインの流通量は約2004万BTC、供給上限は2100万BTCである。90%を保有しているということは、およそ1800万BTCを支配していることになる。

しかし、ビットインフォチャーツのデータによれば、ビットコインの上位100アドレスが保有する割合は全供給量の約15.27%にすぎない。上位1万アドレスまで広げても、その割合は約53.89%だ。

これは、投稿者が主張する「90%保有」という数字からは、あまりにも遠い。

現時点では、匿名の4chanユーザーが2026年までのビットコインの主要な値動きを正確に予測していたという主張は、未証明として扱うべきだろう。

むしろそれは、「絶対に外さない天才トレーダー」の証拠というより、編集され、再利用されてきた暗号資産ミームと見る方が自然である。

この記事はCointelegraphの編集方針に従って作成されており、情報提供のみを目的としています。投資アドバイスや推奨を構成するものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴います。読者は独自に調査を行うことを推奨します。

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