
ストライブ、ビットコイン保有2.5万BTCに 約56億円で469BTC追加購入
ビットコインを保有する上場企業ストライブが、約3660万ドル(約56億円)で469BTCを追加購入した。これにより保有量は2万5000BTCに到達。ビットコイン企業として時価総額を伸ばす同社は、年末までに上場企業で世界2位のビットコイン保有企業になる可能性にも言及している。

ビットコインを企業の財務資産として大量に保有する米ストライブが、さらに買い増しに動いた。
ストライブは9月8日から11日にかけて、469BTCを約3660万ドル(約56億円)で購入した。平均取得価格は1BTC当たり7万7954ドル(約1202万円)で、手数料や諸費用も含まれる。
これにより、ストライブのビットコイン保有量は2万5000BTCに達した。
ビットコインの価格は記事執筆時点で7万8823ドル(約1216万円)だった。CoinGeckoのデータによる。
今回の購入について、ストライブのマット・コールCEOは、資金の全額を同社の永久優先株「SATA」の販売収益で賄ったと説明した。
SATAの発行残高は現在、名目価値で10億ドル(約1543億円)を超えている。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、この期間にSATAの発行済み株式数は40万2541株増加し、約1040万株となった。
9月11日時点で、ストライブは現金・現金同等物として2億420万ドル(約315億円)を保有していた。
さらに、ストラテジーの永久優先株「STRC」50万5000株も保有しており、その価値は約4980万ドル(約77億円)だった。
ストライブ、ビットコイン保有企業で世界5位に
ストライブは8月下旬、ビットコイン1800BTCを購入したことで、暗号資産取引所ブルッシュを抜き、上場企業のビットコイン保有量で世界5位となった。
同社は2022年、現在は米オハイオ州知事選の共和党候補となっているビベック・ラマスワミー氏らによって共同設立された。
2025年9月には、アセット・エンティティーズとの合併を経て、上場するビットコイン・トレジャリー企業となった。ストライブの上場については、同社の発表資料でも説明されている。
今回の買い増しにより、ストライブはさらにビットコイン保有量を積み上げた形だ。

Top 10 Bitcoin treasury companies. Source: BitcoinTreasuries.NET
株価急騰、時価総額はメタプラネット超え
ビットコインの買い増しだけではない。
ストライブのナスダック上場株は9月14日、7%超上昇して約29ドル(約4470円)となった。過去1カ月では株価が2倍以上に膨らんでいる。Yahoo Financeのデータによる。
この株価上昇によって、ストライブの時価総額は先週、メタプラネットを上回った。
メタプラネットはストライブよりもはるかに多くのビットコインを保有しているにもかかわらず、時価総額ではストライブが上回った格好だ。
9月15日時点でストライブの時価総額は約25億ドル(約3858億円)。一方、メタプラネットは約19億ドル(約2932億円)だった。
ストライブの株価はさらに、10月中旬に期限を迎えるワラントの行使価格27ドル(約4166円)も上回っている。
ワラント保有者が権利を行使すれば、1株27ドルでストライブ株を購入できる。BitcoinTreasuries.NETによると、これによってストライブには7億ドル(約1080億円)超の新たな資本が入る可能性がある。
その資金がさらなるビットコイン購入に使われる可能性もある。
「年末までに世界2位」も視野
ストライブのコールCEOは今月初め、同社が年末までに上場企業のビットコイン保有量で世界2位になることも「可能性の範囲外ではない」と発言していた。
もっとも、それが同社にとっての基本シナリオではないとも付け加えている。
現在、ストライブはビットコインを2万5000BTC保有する。
企業によるビットコイン保有競争が激しくなるなか、ストライブは買い増しを続けることで、その存在感を一段と高めている。

