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Helen PartzライターRobert Lakin監修編集者

ストラテジー、株式売却で約3183億円を調達 ビットコイン買い増しはゼロ、現金は1兆円超に

最新ニュース公開日2026年8月25日

世界最大のビットコイン保有上場企業ストラテジーが、MSTR株1826万株を売却した。一方、ビットコインの購入は見送り。新たに約2530億円の現金口座を設け、手元資金を約1兆646億円まで積み上げた。

ビットコインを買い続ける企業として知られるストラテジーが、今回は動かなかった。

世界最大のビットコイン保有上場企業である同社は先週、普通株式の売却を通じて約20億ドル(約3183億円)を調達した。その一方で、ビットコインの新規購入には一切踏み切らなかった。

米証券取引委員会(SEC)に提出した24日付の書類によると、ストラテジーは8月17日から23日にかけて、市場価格で随時株式を売却する「ATMオファリング」を通じ、MSTR株1826万株を売却した。

調達した資金の使い道も、これまでとは少々違う。

同社は、優先株STRC約143万株を1億3640万ドル(約217億円)で買い戻した。さらに3億ドル(約477億円)を既存のドル準備金に追加。残った資金は、新たに設けたドル建て現金口座へ振り向けた。

23日時点で、既存のドル準備金は51億ドル(約8116億円)。新口座には15億9000万ドル(約2530億円)が入っている。二つを合わせた現金は66億9000万ドル、実に約1兆646億円に達した。

Source: Strategy

ストラテジーによれば、新口座を設けた狙いは、相場の変化にすばやく対応できる余地を経営陣に与えることだ。

この資金は、ビットコインの購入だけでなく、優先株の配当、債務の返済、株式などの買い戻しにも充てられる。

ただし同社は、この1週間にビットコインを1枚も買っていない。売却もゼロだった。

保有量は84万447BTCで変わらず。取得総額は633億6000万ドル(約10兆831億円)で、1BTC当たりの平均取得価格は7万5385ドル(約1200万円)となっている。

ストラテジーがドル準備金を初めて設けたのは2025年12月のことだ。当初の規模は14億4000万ドル(約2292億円)で、優先株の配当や債務の利払いを支える目的だった。

その後、同社は6月から現金の積み増しを加速させた。長期的なビットコイン保有を維持しながら、膨らむ配当と利払いの負担に対応するため、資本管理をより機動的にする必要が出てきたからだ。

5月末に9億ドル(約1432億円)だったドル準備金は、23日時点で51億ドル(約8116億円)まで膨らんだ。

今回はビットコインを買わず、まず現金を厚くしたストラテジー。その巨額資金を次にどこへ動かすのか、市場の視線が集まりそうだ。

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