
ビットコイン価格が8万ドル突破 空売り350億円を一掃、上昇相場は「本物」か
ビットコインが約100日ぶりに8万ドル(約1270万円)を突破した。8月の上昇率は25%に達し、弱気派の空売り清算は24時間で約350億円を超えた。ただしアナリストは、「本当の試練はここからだ」と警戒している。

ビットコイン(BTC)が、再び大台に乗せた。
月曜日の米株式市場の取引開始後、BTC価格は8万ドル(約1275万円)を突破。先週始まった急反発の勢いを、強気派がさらに押し上げた格好だ。
要点
- ビットコインは5月中旬以来、約100日ぶりに8万ドルを突破した
- 8月の上昇率は25%に達し、2017年以来最高の8月となる可能性がある
- ただし、弱気相場説を覆すには、高値圏を維持する必要がある
ビットコイン、100日ぶりに8万ドルへ
トレーディングビューのデータによると、BTC/USDは5月15日以来初めて8万ドルを突破した。
一時は前日比でさらに3%上昇。しかし、欧州市場の取引終了後には、やや押し戻された。

Source: TradingView
この急騰で痛手を負ったのが、価格下落を見込んでいた空売り勢だ。
暗号資産のショートポジションの強制清算が急増し、コイングラスによれば、執筆時点までの24時間で2億2000万ドル(約351億円)を突破した。
一方、7万6700ドル(約1222万円)付近にはまとまった買い注文が待ち構えている。BTC価格が下落に転じた場合、この価格帯が下値を支える可能性がある。

BTC liquidation heatmap. Source: CoinGlass
「本当の試練はここから」アナリストが警告
ビットコインは8月に入ってから25%上昇している。このまま推移すれば、2017年以来もっとも好調な8月となる。
過去の弱気相場で見られた値動きからも、次第に離れつつある。
だが、安心するにはまだ早い。
一部のトレーダーは、過去の弱気パターンが再現される可能性を警戒している。コインテレグラフが先に報じた分析では、9月以降に売り圧力が再び強まり、最後の投げ売りによって新たな長期安値へ落ち込むシナリオも指摘されていた。
トレーダー兼アナリストのレクト・キャピタル氏は、Xへの投稿でこう語った。
「ビットコインの週足は高値圏で引けた。だが、本当の試練はここからだ」
さらに同氏は、今回の上昇が弱気相場における一時的な反発にすぎない可能性にも言及した。
「もしこれが弱気相場のリリーフラリーなら、ビットコインは早ければ今週、遅くとも今後数週間以内に反落する可能性がある。これから重要なのは、ビットコインが上昇の強さを持続できると証明することだ」
レクト・キャピタル氏が特に注目しているのは、現在7万7251ドル(約1231万円)に位置する50週指数平滑移動平均線(EMA)だ。
BTC価格は、2025年11月以来初めて、このラインを上回った状態で週足を終えた。
ただし、2022年の弱気相場では、ビットコインが同じトレンドラインを上回って2週連続で引けた後、サイクル安値まで急落している。
8万ドル回復は、確かに強気派の勝利だ。だが、それが「弱気相場の終わり」を意味するのか。それとも、次の下落を前にした束の間の反発なのか——答えが出るのは、これからだ。

